コラム

最終戦はJLOCランボルギーニGT3が優勝! 埼玉トヨペットGB GRスープラGTがチャンピオンに! スーパーGT第8戦もてぎラウンドGT300クラスリポート

埼玉トヨペットGB GR Supra GTは参戦7年目にして悲願のチームタイトルを獲得!

11月5日(日)、栃木県のモビリティリゾートもてぎにて、2023 AUTOBACS SUPER GTの第8戦、最終戦となる「MOTEGI GT 300km RACE GRAND FINAL」の決勝レースが行われた。

シーズン最終戦の決勝日のモビリティリゾートもてぎは、スタート前に小雨が降る中なか、気温23度/路面温度28度というコンディションで戦いの火ぶたが切って落とされた。

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予選でポールポジションを獲得した#2 muta Racing GR86 GTは、優勝すれば逆転チャンピオンの可能性も残されていることもあり、スタートダッシュを決め、トップのポジションをキープする。一方2、3番手には#88 JLOC Lamborghini GT3と#65 LEON PYRAMID AMGが続く展開で、ポイントランキングトップの#52 埼玉トヨペットGB GR Supra GTは7番手を走行する。

しかし、5周を過ぎると雨が降りはじめ、これが影響したのか#2 muta Racing GR86 GTと#88 JLOC Lamborghini GT3のトップ争いが接近戦に。その後雨は上がったものの、16周目に#88 JLOC Lamborghini GT3がついにトップに浮上した。

その後、17周を過ぎたあたりから各車がピットインし始め、#52 埼玉トヨペットGB GR Supra GTはタイヤ無交換作戦を敢行する。一通りピット作業を終えると、トップは#88 JLOC Lamborghini GT3、#65 LEON PYRAMID AMGと#2 muta Racing GR86 GTが続く展開となる。

そしてレースが半分を迎えるころ、ふたたび雨が落ちはじめる。とはいえウェットタイヤを履くほどの降り具合では無く、#88 JLOC Lamborghini GT3は#65 LEON PYRAMID AMGをリードしていく。

ところがレースも終盤を迎えると、またも雨が強さを増してきた。ここで#2 muta Racing GR86 GTは、レインタイヤへ交換するギャンブルに出るが、この作戦は失敗し雨は小降りとなってしまう。

結局、最終戦で優勝を飾ったのは、#88 JLOC Lamborghini GT3。これは今季初であり、元嶋にとってはSUPER GT初勝利、小暮にとっても嬉しいGT300初優勝となった。

2位は#65 LEON PYRAMID AMG、3位は予選13位から追い上げをみせた#6 DOBOT Audi R8 LMSが入り、今季3度目の3位表彰台に上がった。

これで7位でフィニッシュした#52 埼玉トヨペットGB GR Supra GTがついに宿願のチャンピオンを獲得することに。吉田と川合は初のドライバータイトルで、自社開発のGR Supraで何度もタイトル争いに加わりながらも涙をのんできた埼玉トヨペット Green Braveにとっても、参戦7年目にして嬉しい初のチームタイトルとなった。

スーパーGT公式HP https://supergt.net/

フォト=田村 弥/W.Tamura

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