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競技車両には初めてBEVの「EX30」を使用! ボルボのアフターセールス競技大会「VISTA 2024」 日本決勝大会を開催

「サービス&リペア コア」クラスはボルボ・カー杉並、「サービス&リペア プラス」はボルボ・カー千里が優勝

ボルボ・カー・ジャパンは、アフターセールス競技大会「VISTA 2024」のジャパンファイナルを5月22日(水)に東京都江東区のTFTホールにて開催した。

この大会は「サービス&リペア コア」ならびに「サービス&リペア プラス」のふたつのクラスに分けて行われ、コアクラスではボルボ・カー杉並、プラスクラスではボルボ・カー千里が優勝。なお、今回はEVの「EX30」が初めて競技車両として使用されている。

また、先だって4月13日に行われた「ダメージリペア クラス」の成績発表も行われ、こちらは埼玉サービスセンター/SSC BP 2 チームが優勝している。

VISTA(Volvo International Service Training Award)は、ボルボのアフターセールス活動に従事するスタッフを対象に世界規模で実施している競技大会。正規ディーラーでボルボ車に携わるサービススタッフの知識や技術の向上を図ることを目的に、1976年から世界各国で開催されており、現在では約70ヵ国から16,000名以上が参加している。日本は1980年から参加。第23回となる今回は、全国から321チーム/642名が参加した。

ジャパンファイナルでは「サービス&リペア コアクラス」および「サービス&リペア プラスクラス」で準決勝戦を勝ち抜いた上位10チーム(2クラス合わせて40名)が決勝大会に進出。

「コアクラス」は、各チーム2名で、PST(パーソナル・サービス・テクニシャン)1名を含むサービススタッフで構成され、実際の接客サービスの流れに即し、来店したお客様への問診から整備後の説明などお客様対応の総合力がロールプレイ形式で競われた。

「プラスクラス」は、AEVT認定者(高電圧バッテリー取り扱い認定)を含むPST 2名で構成され、EVの実車における故障診断、機能設定などを時間内におこなう実技競技を実施。最新のEVやソフトウェアへの対応など新しい分野の知識や技術が求められることを反映し、今回初めてEVである「EX30」を使用した競技内容となったという。

「サービス&リペア コアクラス」の優勝はボルボ・カー杉並、準優勝はボルボ・カー高松。「サービス&リペア プラスクラス」は、ボルボ・カー千里が優勝、ボルボ・カー東大阪が準優勝となった。

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各クラスの優勝チームは、2025年春にスウェーデンで開催される「VISTA2024 ウィナーズカンファレンス」に招待され、「VISTA2024グローバル ファイナルコンテスト」へ出場し、世界一の座をかけて各国のウィナーと競うことになる。

メカニックにスポットライトを当てたい

今回の「VISTA 2024」の会場内で、ボルボ・カー・ジャパンの代表取締役社長である不動奈緒美氏と、営業本部 本部長 ビジネス&ディーラー開発部 部長の青山 健氏にインタビューした。

青山氏は、
「一般的に、メカニックは日々クルマを整備しているだけというイメージが強いかと思うのですが、ボルボではメカニックはクルマを整備するだけではなく、接客することもルールになっています。そのためこういったコンテストを実施すると、自分も1位を取ってみたい! と皆さんのモチベーションも上がるんですね。優勝しますとグローバルのウィナーズカンファレンスに参加できまして、ここにはスウェーデンに各国のウィナーが集まります。こういうことを実施してメカニックにスポットライトを当て、きるだけ多くの方に見ていただき、いろんな意味でこのコンテストを活用したいと思っています」
一方不動氏は、
「ボルボではPST(パーソナル・サービス・テクニシャン)という、お客様ひとりひとりにテクニシャンが担当するシステムを実施しているのですが、修理や整備後にテクニシャンから内容を説明したほうがお客様の満足度も高いんです。接客が得意でないテクニシャンもいますが、お客様から”ありがとう”といわれるとやはり嬉しいみたいで、そうすることで信頼関係も構築できると思いますね」
と、コメント。このコンテストによって、ボルボのサービスレベルが一層向上することだろう。

【VISTA2024 日本決勝大会 開催概要】

■「サービス&リペア コアクラス」および「サービス&リペア プラスクラス」
日時:2024年5月22日
会場:TFT ホール(東京都江東区)
競技参加者:各クラス10チーム/20名(2クラス合わせて40名)
競技内容:
コアクラス:問診、整備後の説明を含む接客ロールプレイ
プラスクラス:実車(EV)の故障診断、機能設定タスクを時間内におこなう実技

入賞チームおよび入賞者
<サービス&リペア コアクラス>

優勝 ボルボ・カー杉並(ボルボ・カー・ジャパン株式会社) 渡邉 宏之、箱崎 陸
2位 ボルボ・カー高松(双日オートグループジャパン株式会社) 山崎 浩二、岸上 真人
3位 埼玉サービスセンター(ボルボ・カー・ジャパン株式会社) 原 麻由美、勝田 繁

<サービス&リペア プラスクラス>

優勝 ボルボ・カー千里(株式会社ロードカー) 森田 高司、住 賢治
2位 ボルボ・カー東大阪(株式会社ロードカー) 河原 健二、幸津 俊介
3位 ボルボ・カー東名横浜(ボルボ・カー・ジャパン株式会社) 三條 航太、亀山 幸治

■「ダメージリペアクラス」
※別日にダメージリペア クラスの決勝が開催され、優勝チームおよび優勝者が表彰されました。
日時:2024年4月13日(競技)、5月22日(成績発表)
会場:株式会社スピーディ(競技)、TFT ホール(成績発表)
競技参加者:5チーム/10名
競技内容:板金技術および塗装技術

入賞チームおよび入賞者
<ダメージリペアクラス>

優勝 埼玉サービスセンター(ボルボ・カー・ジャパン株式会社) 内藤 孝一、林 潤
2位 埼玉サービスセンター(ボルボ・カー・ジャパン株式会社) 塗師 裕一朗、下田 宏樹
3位 埼玉サービスセンター(ボルボ・カー・ジャパン株式会社) 小澤 信一、藤原 正人

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