横浜の空に映える、アメリカン・セダンピックアップの雄姿
2026年2月28日(土)、横浜のグランモール公園「美術の広場」で開催されたクラシックカーイベント「横浜ヒストリックカーデイ」。ヨーロッパ車が多く集まる中、圧倒的な存在感で来場者の目を釘付けにしていたのが、オーナー親子が笑顔で寄り添う1970年式シボレー・エルカミーノだ。購入から15年以上、足周りからエンジンまで自らの手でアップデートを重ねてきたという、ディープなカスタムライフに迫る。
【画像10枚】ビレットパーツが輝くエンジンルームや足周りのディテール。1970年式「エルカミーノ」のこだわりをチェックする
15年間でコツコツと仕上げた美しきエンジンルーム
ビレットパーツが多用され、HPのキャブレーター、MSDの点火システムをセットするなど、一見してカスタムされていることが分かるエンジンルーム。アメリカから輸入された時点でエンジンなどがカスタムされた1970年式シボレー・エルカミーノを、オーナーはビレットスペシャリティのビレットパーツやヘッドのオーバーホール、吸排気の変更、ロン・デイビスのラジエターキットへの変更など、購入から15年以上もかけて、コツコツとカスタム作業し続け、現在の姿に仕上げた。

エンジンのカスタムもかなりなものだが、足周りもさらにこだわったもの。購入時から足周りにはホッチキス製のパーツが使用されていたそうだが、中途半端だったため自身でホッチキス製のパーツ一式を揃えてセットアップ。また車高に関してはローダウンではなく、ノーマルに近い高さへ調整。ブレーキ一式を変更したことでラリーホイールも14から15インチにサイズアップされており、足周りに関してはノーマルのパーツがほぼ残っていないという状態だ。
「オイルがダダ漏れ」の教訓。自ら輸入して組み上げた足周り
「アームとかも最初はホッチキスじゃなかったんです。後ろは半分ぐらい変わってたんだけど、フロントのアームがチュブラーじゃなかったんで、自分で輸入して全部やりました。円高の頃だったからできたっていう感じですね。それで後ろのスウェイバー、2本目なんですよ。元々は昔のやつだからアームに直付けなんで、やっぱりねじれるからポッキリ折れちゃいました、あの太さのやつが。今はスタビのやつが主流なんで、ちょっと値が張りましたけどQA1にしてホッチキスで揃えました」

「以前はローダウンしてたんですけど、これアルミのオイルパンで真下にドレンボルトがついてるんですよ。そこを打った時ボルトが吹っ飛んで、オイルがダダ漏れして。あとはコンビニ入る時とか、気にするじゃないですか。それである程度ノーマルに近い高さで、それでいて見栄えが良くなるようにシムとブロックを噛ませて車高を上げています。この調整をするのに、アライメントとかも全部自分でやったんですけど、上げたり下げたりでえらい大変でした」
ボディと塗装は当時のまま。「ラスターミネーター」が効いている?
機関類・足周りにはかなり大きな変更が加えられているが、ボディに関しては大きな変更は加えないスタイルを選択しているオーナー。塗装もキレイに保たれているが、これは購入当時のままなのだという。オーナーによると、電気式のサビ防止装置となるラスターミネーターを装着しているのも関係しているかもしれないとのこと。

今後はさらにミッションのMT化や、エンジンをビッグブロックに変更することなどを空想しているところなのだそうだ。
【画像10枚】ビレットパーツが輝くエンジンルームや足周りのディテール。1970年式「エルカミーノ」のこだわりをチェックする