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独Eセグメントへの痛烈な回答。アメリカン・ラグジュアリーの真髄を深化させた新型「キャデラック CT5」

ドイツ車セダンを脅かす存在となるか?

ゼネラルモーターズ・ジャパンは、キャデラックの新型ラグジュアリー・スポーツセダン「キャデラックCT5」を、全国のキャデラック正規ディーラーネットワークにて2026年4月9日に発売した。日本導入モデルのグレードは「スポーツ」で、希望小売価格(税込)は9,700,000円。

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新型キャデラックCT5の主な特徴

キャデラックCT5は2021年に、キャデラックのミドルクラス・ラグジュアリーセダンとして日本市場に投入されたが、2025年春に一旦販売終了となっており、改良を施した新型モデルがこのたび日本へも導入されたかたちだ。

エクステリアはキャデラックの新たなデザイン言語に基づき刷新。より低くワイドな印象を与えるフロントマスクは、重厚感と力強さ、大胆さを強調。パフォーマンスブラックメッシュグリルによる精悍さが、「CT5」が持つ洗練された走りを予感させるよう意図されている。バーティカルシグネチャーライトも新デザインとなり、垂直に伸びた光のラインが、ひと目で分かる強いアイデンティティを感じさせる。

インテリアには、新たに設定された9K解像度の湾曲型「33インチLEDタッチスクリーンディスプレイ」を採用。これはドライバーを包み込むようにレイアウトされ、優れた視認性や操作性を確保したという。

水平方向への広がりを感じさせる伸びやかなデザインのもと、ドライバーインフォメーションセンター、インフォテインメント、コントロールパネルを統合したデジタルコマンドセンターとして機能。直感的な操作ができることで、ドライバーの集中を妨げることなく、より安全で快適なドライブを可能にするとのこと。

また、キャデラックが車載用として業界初採用したAKG社製サウンドシステムが、このCT5にも搭載されている。歴史と伝統を誇るAKGが手掛けた15個のスピーカーによるオーディオシステムが、臨場感あふれる極上の音楽体験を創出、徹底した遮音対策による高い静粛性と相まって、没入感あふれるクリアなサウンドが楽しめるとしている。

パワフルかつ上質で爽快な走り

2L 4気筒直噴ツインスクロールターボエンジンは1500rpmという低回転域から350Nmという最大トルクを発揮。ツインスクロールターボによって、スロットル操作に即応する鋭いレスポンスも実現したという。10速オートマチックトランスミッションとの組み合わせは、パフォーマンスと効率のさらなる向上を狙いとしている。

それだけでなく、アイドリングストップや熱エネルギーを緻密に制御する冷却系に加え、クルージング時などの低負荷時に2気筒を休止するアクティブフューエルマネジメントによって、パワーと燃費効率の両立が図られているのである。

AWDシステムは様々な路面状況下でエンジンパワーを効率的かつ確実に路面に伝達し、安定した走行性能をサポートする。高い動力性能とスマートなエネルギーマネジメントを融合したシステムだ。また、走行環境やドライバーの意図に応じて予め選択できる「ツアー」「スポーツ」「アイス&スノー」「マイモード」の4つのドライブモードが設定されている。

最新の安全機能と運転支援システムを標準装備

CT5には新たに、交差車両との出会い頭の衝突回避や被害軽減をサポートする「フロントクロストラフィック アラート&ブレーキ」、死角に車両がいる状態での車線変更をステアリング操作で警告し修正を支援する「サイドブラインドゾーン アラート&ブレーキ」、高速道路走行時に車線中央を維持するようステアリング操作をアシストする「ハンズオン レーンセンタリング」機能が追加された。

さらに、危険を検知するとシートクッションの左右に内蔵したバイブレーターが振動して、危険が迫る方角をドライバーに感覚的に知らせる「セーフティアラートドライバーシート」(特許取得)や、車両全周のクリアな映像を映し出す「HDサラウンドビジョン」などが標準装備。

【ル・ボラン編集部より】

ドイツ御三家が幅を利かせるセダン市場において、CT5は特異な存在感を放っている。かつてのアメリカ車にあった「ユルさ」は微塵もなく、強固なボディによる精密なハンドリングを獲得しつつも、根底にはアメリカンラグジュアリー特有の「くつろぎ感」が息づいている。AKGの音響に包まれながら直4ターボの豊かなトルクを引き出す時、スペックやタイムの追求とは異なる大人のグランドツアラーとしての本質に気づかされるはずだ。効率至上主義の現代だからこそ、乗員の心地よさを最優先するキャデラックの哲学が輝くのである。

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