メルセデス・ベンツが新作フレグランス「DEEP SEA」を発表。自動車誕生140周年の節目に深海の神秘を表現
メルセデス・ベンツは、新たなフレグランス「DEEP SEA」を発表した。本作はブランドの象徴スリーポインテッド・スターが意味する「陸・海・空」を表現した2023年の香水シリーズに続くもので、「海」の要素をさらに深く掘り下げた製品だ。自動車誕生140周年の節目を迎えた同社が、サステナビリティへの強いこだわりとともに送り出す新作アイテムの全貌をお伝えする。
【画像10枚】深海の神秘を体現したフゼア・マリンの香り。メルセデス・ベンツの新作フレグランス「DEEP SEA」をギャラリーでチェック
深海の神秘とダイナミズムを体現した香り
新作「DEEP SEA」は、メルセデス・ベンツとライセンスパートナーのGBBが共同で手掛けた最新の意欲作である。2023年にはブランドの象徴である三方向の星の各要素を取り入れた3部作のフレグランス「LAND, SEA, AIR」が発売されたが、今回の新作はその中の「水」という要素にさらなる一歩を踏み込み、計り知れない海の深さに焦点を当てている。前作同様、マスターパフューマーのアン・フリッポ氏が調香を担当しており、男性的で爽快、かつ官能的な香りを生み出した。

香りのベースは、広大な海と深海の神秘を融合させた「フゼア・マリン」というカテゴリーに属する。ミントの風やローズマリー、ジュニパーベリーを用いた爽快なトップノートに始まり、中心となるハートノートでは塩気のある海藻やアッケシソウ(サリコルニア)が純粋な海の世界を表現する。そこへ交配種のラベンダーであるラバンディンの優雅な香りが対照的に交わり、ミステリアスな深海のキャラクターを演出している。最後はサンダルウッドやパチョリの温かい香りが、波に洗われ滑らかになった流木を思わせる余韻を残す仕上がりだ。
環境への徹底した配慮とサステナブルな素材
メルセデス・ベンツが車両開発で掲げるサステナビリティの理念は、本製品の製造工程にも一貫して貫かれている。香水の主要な原材料は自然への敬意を第一に考え、品質と透明性において極めて厳しい基準を満たす持続可能な調達源から得られたものだ。これらは倫理的かつ持続可能な天然成分を提供するグローバル・リーディング・プロバイダーであるLMR Naturalsから調達されており、環境負荷を最小限に抑える配慮がなされている。

パッケージングにおいても徹底した環境配慮が見られ、その素材選びは徹底している。ボトルのキャップにはリサイクルアルミニウムが採用され、インレイ部分には海から回収されたリサイクルプラスチックが活用されている。さらに外箱はリサイクルされた海藻紙で作られており、生産工程のすべてが再生可能エネルギーで賄われている点も特筆すべきだろう。本製品のラインナップは、60 mlおよび100 mlのオードパルファムと、75 gの固形シャワージェルが用意されている。
自動車誕生140周年を彩るメルセデスの新たな挑戦
本製品の発表は、メルセデス・ベンツにとって非常に特別な意味を持つタイミングに重なっている。カール・ベンツが世界初の自動車特許を出願してから140周年を迎えるためだ。同社はこの140年間常に革新を続け、2025年には世界で210万台以上の乗用車とバンを販売するなど、世界最大級の高級車メーカーとしての地位を揺るぎないものにしてきた。現在は新型Sクラスの投入により、同社史上最大の製品発表プログラムを継続中である。

この記念すべき年を祝うため、同社は現在、3台の新型Sクラスを用いて世界6大陸の140か所を巡る壮大な大陸横断の旅「140 Years. 140 Places」を実施している。10月まで続くこのイベントは、ブランドの歴史やテクノロジー、そして未来への開拓者精神を世界にアピールするものだ。自動車づくりにおいて「おかえりなさい」という安心感をもたらすメルセデスの哲学は、車両の枠を超え、今回発表されたフレグランスのようなライフスタイル領域にも確実に息づいている。
【ル・ボラン編集部より】
自動車メーカーのフレグランス展開は珍しくないが、本作は単なるマーチャンダイジングの枠を超える。かつてSクラスの空間を「ウェルネス・オアシス」と定義したように、現在のメルセデスが描くラグジュアリーとは、物理的な誇示ではなく、環境への配慮と人間への「優しさ」に他ならない。リサイクル素材を徹底し、深海の神秘をサステナブルな香りで表現するこのアプローチは、クルマを降りた日常においてもユーザーに「おかえりなさい」の安心感を約束する、同社の確固たるブランド哲学の拡張といえる。
【画像10枚】深海の神秘を体現したフゼア・マリンの香り。メルセデス・ベンツの新作フレグランス「DEEP SEA」をギャラリーでチェック
※この記事は、一部でAI(人工知能)を資料の翻訳・整理、および作文の補助として活用し、当編集部が独自の視点と経験に基づき加筆・修正したものです。最終的な編集責任は当編集部にあります。