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“緑の地獄”に捧ぐ究極のセブン。ケータハム「ニュルブルクリンク・エディション」が体現する歴史

聖地100周年を祝う特別な1台! ケータハムが「セブン ニュルブルクリンク・エディション」を発表

ケータハムは2026年5月15日、世界で最も過酷なサーキットとして知られるニュルブルクリンクの誕生100周年を記念した限定モデル「セブン ニュルブルクリンク・エディション」を発表した。世界限定100台のみが用意されるこの特別なモデルは、公道とサーキットの双方で卓越した性能を発揮するよう専用のチューニングが施されている。モータースポーツの聖地へ敬意を表した最新限定車の全貌に迫る。

【画像8枚】聖地100周年を祝う究極のセブン! 公式ロゴとシリアルナンバーが刻まれた「ニュルブルクリンク・エディション」の細部を写真でチェック

ビルシュタインと共同開発した究極の足回りとパワートレイン

この限定車のハイライトは、ビルシュタイン社が専用開発したレースサスペンションである。同社の高度なテストリグを用いてニュルブルクリンクの過酷な要求に合わせて入念にセッティングされたこの足回りは、一般公道からサーキットに至るまで卓越した走行性能を発揮する。

心臓部には、最高出力210psを発生する自然吸気の2.0Lフォード製デュラテック・エンジンを搭載する。5速ギアボックスとの組み合わせにより、パワーウェイトレシオは1トンあたり375psを実現しており、停止状態から時速60マイル(約96km/h)までの加速はわずか3.8秒、最高速度は時速136マイル(約219km/h)に達する。

公式ライセンスを証明する専用の内外装ディテール

本モデルは公式ライセンス製品であり、サーキットのブランディングやロゴが随所に施されている。外装には象徴的な赤とグレーを基調とした3種類の専用色が用意され、カスタムペイントも選択可能である。ガンメタルグレーのシャシーに、カーボン製フロントウイングやブラックパック、赤に塗装されたロールバーなどが特別な佇まいを演出する。


インテリアも徹底されており、レザーシートやトランスミッショントンネルにはニュルブルクリンクの刺繍と赤いステッチがあしらわれている。カーボン製パネルや4点式ハーネス、シーケンシャル・シフトライトといった装備に加え、世界限定100台の証であるシリアルナンバー入りの専用プレートが装着される。

伝統の「緑の地獄」とケータハムが紡いできた歴史

ドイツ西部に位置し「緑の地獄」の愛称を持つニュルブルクリンクは、全長20.8km、73のコーナーを持つ。1世紀にわたり究極の試験場として君臨してきたこのサーキットは、ケータハムの車両が何十年もの間、その高い実力を証明し続けてきた極めて縁の深い舞台でもある。


特に2002年のニュルブルクリンク24時間レースでは、クリス・クーパー、クリス・ハリス、クライヴ・リチャーズ、ピーター・ヘインズの4名が素晴らしい走りを披露し、総合11位という見事な成績を収めた。この実績は、今なお同社を代表する輝かしい歴史として語り継がれている。

24時間レースの会場で世界初公開を果たした限定モデル

ケータハムのトレバー・スティールは、このサーキットが象徴するバランスや精度といった価値はセブンの本質そのものであると語る。ニュルブルクリンクの精神を捉え、そのキャラクターを反映して磨き上げられたこの限定車は、世界的な名声を誇るサーキットへの完璧なオマージュである。

このモデルは、2026年ニュルブルクリンク24時間レースの会場で正式に世界初公開された。イベント期間中の週末には、現地にあるケータハムのニュルブルクリンク・ディーラーやパドック内のビルシュタイン社スタンドに実車が展示された。英国での販売価格は4万8995ポンド(日本円で約1041万円)からとなっており、市場に応じて「セブン 420R」または「セブン 340R」をベースとした車両が限定100台で世界へと届けられる。

【ル・ボラン編集部より】

セブンが掲げる「Pure. Simple. Fun」の本質は、過酷なサーキットにおいても決して色褪せない。本作は、2002年のニュルブルクリンク24時間レースにおける総合11位という伝説的快挙を現代に蘇らせる、特別なオマージュモデルだ。専用開発されたビルシュタイン製サスペンションを手に入れながらも、クルマを操る根源的な喜びは不変だ。いたずらに刷新を追わず、ひたすらに洗練を極め続けるケータハムの哲学。それは、極めてアナログなライトウェイトスポーツが現代の「緑の地獄」においてさえ完璧に成立するという、痛快な証明なのだ。

【画像8枚】聖地100周年を祝う究極のセブン!公式ロゴとシリアルナンバーが刻まれた「ニュルブルクリンク・エディション」の細部を写真でチェック

※この記事は、一部でAI(人工知能)を資料の翻訳・整理、および作文の補助として活用し、当編集部が独自の視点と経験に基づき加筆・修正したものです。最終的な編集責任は当編集部にあります。

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