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ロワイヤルからW16へ。聖地ミュルーズで紐解くブガッティの系譜「コンクール・デレガンス・シュルンプフ」

過去から未来へ紡ぐ美の競演、第1回「コンクール・デレガンス・インターナショナル・シュルンプフ」にブガッティが集結

フランスのミュルーズにある国立自動車博物館にて、第1回「コンクール・デレガンス・インターナショナル・シュルンプフ」が開催された。2026年6月28日から29日の週末に行われたこのイベントには、類まれな名車、コレクター、自動車メーカー、そして熱心な愛好家たちが一堂に会した。なかでもブガッティは、ブランドの過去から現在、そして未来へとつながる数々の傑作を披露し、独自の圧倒的な存在感を示した。

【画像9枚】聖地で開催された第1回「コンクール・デレガンス・インターナショナル・シュルンプフ」。会場に並ぶブガッティの傑作たちを見る

歴史と深く共鳴する聖地での幕開け

このコンクールは、博物館のオートドロームの青々とした芝生を舞台として華やかに執り行われた。会場となったシュルンプフ・コレクションは、世界で最も重要なブガッティの収蔵庫の一つであり、ブランドの歴史と深く結びついている。この由緒ある地で初開催を迎えたことは、自動車のエレガンスと伝統を称える新たな年次イベントの誕生を告げる出来事となった。

コンクールでは1930年以前から1995年までの歴史的な車両のカテゴリーに加え、1996年から2026年までの自動車を対象としたオープンカテゴリーが設けられた。実は、この新たな自動車コンクールは、ミュルーズでの開催に先駆け、モナコの地でお披露目されていた。今年前半に開催されたモナコ・ヒストリック・グランプリにおいてコンクール設立の公式発表が行われ、その記念として歴史的名車によるサーキットのパレード走行が実施されていたのである。

モナコでのプレイベントとロワイヤル100周年の祝祭

モナコでのプレイベントでは、博物館の至宝である「クーペ・ナポレオン」がアルベール2世公殿下に託され、伝統のサーキットを走行した。このパレードにはブガッティのクリストフ・ピオション社長も同乗した。この特別な機会は、現代のブガッティのリーダーシップとブランドの輝かしい歴史、そして新しく始まるコンクールとの間に強力な絆を形成することとなった。

その後、ミュルーズのコンクール本番では、エットーレ・ブガッティの傑作「ブガッティ・ロワイヤル」の誕生100周年が盛大に称えられた。祝祭ではシュルンプフ・コレクションが誇る3台のロワイヤルが主役を務めた。クーペ・ナポレオン、40年以上の時を経て再び自走したパーク・ウォード、長年の沈黙を破り見事に復元されたエスダースが集結し、ブガッティならではの美のシンフォニーを奏びた。

伝説のW16エンジンと現代のハイパーカー

イベントでは歴史的な遺産だけでなく、ブガッティの現代における復興の象徴も力強く誇示された。近代ブガッティの心臓部である伝説的なW16エンジンが、そのパワーユニットを搭載した最新の「ブガッティ F.K.P. オマージュ」の傍らに展示された。この車両はプログラム・ソリテールの第2弾であり、フェルディナント・カール・ピエヒ教授博士と、ハイパーカーの始祖であるヴェイロンへの敬意を表した一台である。

ここでオマージュを捧げられたヴェイロンは、21世紀の幕開けにおいてパフォーマンスやエンジニアリングのすべての限界を再定義した金字塔である。会場に集まった人々は、これらの卓越した技術的傑作を前にして、ヴェイロンが自動車界に与えた永続的な影響力に思いを馳せた。同時に、それは時代を超えてブガッティが追求し続けてきたクラフトマンシップの進化を再確認させる機会となった。

コンクールでの快挙と未来へ受け継がれる情熱

さらに、今回のコンクールそのものにおいてもブガッティの車両は圧倒的な輝きを放った。1996年から2026年までの卓越した自動車を対象とするカテゴリーEにおいて、ピオション社長自らがステアリングを握った「ヴェイロン・スーパースポーツ」が第1位に輝いた。圧倒的な性能と洗練さを兼ね備えたこのモデルの受賞は、現代の自動車史におけるヴェイロンの歴史的価値を改めて証明する結果となった。

また、1930年以前に製造された車両を競うカテゴリーDでは、近年復元されたフィゴーニ製のボディを持つ「ブガッティ タイプ38」が見事に第1位を獲得した。ブガッティの本拠地から100kmという特別な場所での成功を受け、ピオション社長は、ブガッティのヘリテージはクルマと人々、そして絶え間ない情熱によって未来へ進み続けると語り、ブランドの歩みの壮大な物語を締めくくった。

【ル・ボラン編集部より】

シュルンプフ・コレクションという聖地で、ブガッティが過去から現代へと至る圧倒的な系譜を誇示したことは感慨深い。「ロワイヤル」が体現した極限のエレガンスと、「ヴェイロン」に始まるW16エンジンの暴力的なまでのパワー。一見相反するベクトルに思える両者だが、妥協を許さず「絶対」を追求するブランドの哲学という一本の糸で強固に結ばれている。内燃機関の一つの頂点が歴史的遺産へと昇華される今、我々はこのブランドが持つ神話性を改めて目撃しているのだ。

【画像9枚】聖地で開催された第1回「コンクール・デレガンス・インターナショナル・シュルンプフ」。会場に並ぶブガッティの傑作たちを見る

※この記事は、一部でAI(人工知能)を資料の翻訳・整理、および作文の補助として活用し、当編集部が独自の視点と経験に基づき加筆・修正したものです。最終的な編集責任は当編集部にあります。
Photo: ブガッティ
LE VOLANT web編集部

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