日本全国40台限定。究極の走りを追求した「BMW M2 CS Edition EDGE」が登場
ビー・エム・ダブリューは2026年8月6日、高性能スポーツカーBMW M2 CSをベースにした限定車「BMW M2 CS Edition EDGE」の販売を、全国の正規ディーラーで開始した。サーキット走行を想定したモデルに、専用のMパフォーマンス・パーツを多数採用している。日本国内40台限定での導入となり、納車は本年9月以降を予定している。
伝説の系譜を受け継ぐ特別なMモデル
BMW M社が手がけるモデルの中で、サーキットでの本格走行を可能とするのがM ハイパフォーマンスモデルである。今回の限定車は、そのカテゴリーに位置付けられるBMW M2 CSをベースとして開発された。「CS」はコンペティション・スポーツを意味している。
源流となるBMW M2は、初代BMW M3やBMW 2002ターボの伝統を引き継ぐコンパクトなMモデルである。後輪駆動と約50:50の理想的な前後重量配分による俊敏なハンドリングに、多彩な特別パーツを装着した至高の一台である。
出力向上と軽量化による圧倒的な動力性能
搭載される直列6気筒Mツインパワー・ターボ・エンジンにはチューニングが施されている。ブーストアップなどの改良で、最高出力は約50ps引き上げられ530psに、最大トルクも約50Nm向上して650Nmを発揮する。約30kgの軽量化も達成し、0-100km/h加速は3.8秒を記録する。
シャシーもサーキットでの究極の走りを引き出す専用セッティングが行われた。専用エンジンマウントの採用や、DSCおよびMDMの設定変更が施された。加えて、サスペンションをローダウン化することで路面との一体感をさらに高めている。
カーボンパーツを纏った迫力のエクステリア
外観はルーフやトランクリッドに加え、前後バンパーやエンジンカバーにもCFRP(炭素繊維強化プラスチック)を投入し、存在感と軽量化を両立した。足元にはレッドキャリパーのカーボンセラミックブレーキを備えている。
また、リアディフューザーはスポーツマフラーキットの装着に合わせて専用デザインに変更され、迫力ある後ろ姿を演出する。各種モデルバッジは、ブラックベースにレッドのアクセントを効かせたカラーリングとなり特別感を際立たせている。
レーシング空間と日常性を両立した室内と価格
室内はセンターマーク付きのMアルカンターラ・ステアリングや、前席のMカーボンバケットシートを採用した。限定車の証となる専用バッジが貼付されたCFRP製センターコンソールなど、レーシングシーンを意識させる空間となっている。
一方でリアシートには大人2名が座れるスペースが確保されており、日常使いでの実用性も兼ね備えている。本モデルは右ハンドルの8速AT仕様で、ボディカラーはブラックとグレーの2色が各20台用意される。メーカー希望小売価格は1663万円(税込)である。
【ル・ボラン編集部より】
初代M3や「マルニ・ターボ」の再来と謳われるM2だが、現行型の懸念点であった車重に対し、30kgの軽量化と530psへの出力向上を施した点は特筆すべきだ。 コンパクトなFRボディにこれほどのパワーは過剰にも思えるが、緻密なシャシーチューニングが、暴力的ともいえる力を高い次元の「精緻な操縦性」へと着地させている。 最新の電子制御を纏いながらも、乗り手へ挑戦状を叩きつけるようなヒリヒリとした危うさを残す設計思想に、M社が頑なに守り続ける走りの純度が見て取れる。