全長は84mmプラスの4810mmに
アウディAGは4月25日に開幕した北京モーターショー2016において、中国市場専用となるA4のロングホイールベース仕様である「新型アウディA4 L」を初披露した。
ご存知の通り、中国ではD/Eセグメントモデルにもロングホイールベースモデルが多数存在している。アウディもこれまで中国市場向けにA4やA6のロングホイールベース仕様をラインナップしてきた。フルモデルチェンジを受けたA4にも引き続きロングホイールベース仕様を設定した背景には、依然として中国ではこのカテゴリーの人気が高いことを表している。
新型A4 Lは2910mmのホイールベース、4810mmの全長を持つ。この数値は標準モデルと比べてそれぞれ90mm、84mm長い。ホイールベースの拡大分は居住スペースに充てられ、特に後席の快適性が高められている。480リッター確保されたトランク容量は標準モデルと変わらない。
グレードとしては190ps仕様と252ps仕様の2.0リッター直4ターボを搭載する2.0TFSIが設定される。組み合わせるトランスミッションは7速デュアルクラッチのSトロニックだ。ちなみに車重は従来型と比べて110kg軽くなったというから、よりいっそう高められた運動性能が容易に想像できる。
トリムレベルは多彩で、スタンダード仕様のほか、スポーツやデザインラインに加えてSラインスポーツパッケージも用意される。
そのほか、新型A4ではすでにお馴染みのインフォテインメントシステムMMIやアウディコネクト、安全運転支援デバイスなど、アウディが誇る先進技術はこのA4 Lにも惜しみなく投入されている。
新型アウディA4 Lは今夏の終わりごろ、デリバリーがはじまるという。