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コンチネンタルとパイオニアが提携

統合コックピットの開発で協業。安全性とカーエンタテインメントの両立を目指す

速度や車両情報だけでなく、外部とつながるコネクティッドシステムなどにより情報が増えるなかで、それを表示する車内インフォティメント機能の充実は欠かせない。さまざまなデジタル情報を視認しやすく、運転動作を妨げることなく表示するのは簡単ではないが、それを実現できるのが「統合コックピット」だ。デジタル表示によりさまざまな情報を、利用者のリクエストに沿って表示できる統合コックピットは次世代車に欠かせないが、その開発においてサプライヤー最大手のコンチネンタルと日本のパイオニアが提携。より使いやすいインターフェース実現に向けて手を結ぶことになった。

統合コックピットはまずアジア市場での展開を中心としていく方針で、日本では2024年を目処に実用化を目指しているとのこと。

コンチネンタルのコックピット・ハイパフォーマンス・コンピューターと、パイオニアの持つソフトウェア技術を融合させ、直感的な視認や操作が可能で安全性の高いインターフェイスを実現しようというもので、まずはアジア地域での展開を考えている。パイオニアの得意分野であるカーエンタテイメントのノウハウを生かし、設計やレイアウトの自由度が高く、かつ美しく見やすい統合コックピットが実現できれば、搭載する自動車メーカー側も大歓迎だろう。
すでにこうした統合コックピットを搭載するクルマも出てきており、今後の主流となる可能性は高い。多くのノウハウを持つ2社の協業による統合コックピットが、近いうちに話題の新型車に搭載されることになるのか。注目したい。

ルボラン2020年8月号より転載
田畑修

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