現行「Ⅿ2コンペティション」の後継も直列6気筒ツインターボを搭載か?
現在、BMWは「2シリーズ」ファミリーの世代交代に取り組んでいるが、このほど「2シリーズ・クーペ」プロトタイプの最新バージョンをキャッチ。あわせて、そのコックピット撮影にも初めて成功した。
撮影した車内ではインフォテインメントシステム、デジタルダイヤル、HVACコントロールパネル、レジスターなどすべての補助機能を備えたダッシュボード全体が確認できる。トリム類はカモフラージュされた状態だったが、インパネ回りの作りは「2シリーズ・グランクーペ」に酷似している。一方、ステアリングホイールやギアセレクターなどにはほとんど変化がみられないことから、市販モデルの最終的な仕様は今後変更されている可能性がある。
同じ2シリーズでも、グランクーペは「X1」や「X2」、「1シリーズ・ハッチバック」と共有するFFプラットフォームを採用しているが、次期2シリーズ・クーペは後輪駆動のCLARプラットフォームを採用。その結果、搭載するパワーユニットの選択肢はグランクーペより豊富となった。
具体的には1.5L直列3気筒ガソリンターボをベーシックとしつつ、258psを発揮する2L直列4気筒ガソリンターボに加えBMWらしい直列6気筒ターボも現行モデルから継承。さらに、その頂点として「M3」や「M4」から流用される3Lツインターボをデチューンして搭載。その最高出力は400ps以上となることも予想されている。
この次期2シリーズ・クーペだが、レギュラーモデルのアンヴェールは2020年内である模様。前述の高性能ツインターボを搭載した「M2」は、2021年内に発表されるとの説が有力だ。