EQSよりはセダンらしいフォルムに
メルセデスベンツは4月、フラッグシップEVセダン『EQS』をワールドプレミアしたが、その弟分となる『EQE』市販型の最新プロトタイプをカメラが捉えた。
カモフラージュは徐々に軽くなってはいるものの、いまだディテールは隠されている。EQSでは、Bピラー以降を傾斜させ、セダンより流麗あリフトバックスタイルを採用することにより、空気抵抗係数CD値が0.20という高い数値を実現した(平均0.3〜0.5、プリウスは0.25)。一方EQEはよりセダンに近いスタイルとみられており、3番目のブレーキライトを備える往来のトランクリッドを装備しているが、おおまかなボディシルエットはEQSに寄っているといえる。
聖地ニュルで捉えた最新プロトタイプは、LEDライトバーやヘッドライトのアウトラインらしきものが確認できるほか、ボンネットフードも露出している。またリヤエンドでは、市販型LEDテールライトも装着されていることがわかる。
比較的短いオーバーハングは、EQEがEV専用のプラットフォーム上に構築されており、厚いサイドスカートがバッテリーパックを隠している可能性があることを示している。また効率的なパッケージングにより、Sクラスレベルの内部空間を提供してくれるコスパの良さが売りだ。