高性能版では最高出力748ps、最大トルクは何と1000Nmを発生!?
BMWが現在開発中の新フラッグシップ・クロスオーバーSUV『XM』(またはX8)市販型の最新プロトタイプをカメラが捉えるとともに、そのスペック詳細を入手した。
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ニュルで捉えた開発車両はこれまでで最もカモフラージュが軽く、ディテールが見えてきている。フロントエンドでは、威圧感のあるキドニーグリルを装備、その両サイドには上下二段のスプリットヘッドライトの一部が確認できる。
側面では、フロントドアに「Hybride Test Vehicle」(ハイブリッドテスト車両)のステッカーが貼られ、分厚いサイドシルが確認できる。後部では積み重ねられた六角形のクワッドエキゾーストパイプのほか、スリムなLEDテールライトの一部も見えるが、実際はより分厚いデザインが予想され、足回りでは23インチホイールが装着される。
パワートレインの詳細も見えてきた。市販型では4.4L V型8気筒ツインターボエンジンと電気モーターを搭載、最高出力653ps、最大トルク800Nmを発揮するが、高性能モデルでは、最高出力748ps、最大トルク1,000Nmを発揮、新開発のZF製8速オートマチックトランスミッションと連動する。
市販型では、最大2.5度の後輪ステアリングや、サスペンションの剛性に大きな影響を与えることなく、コーナーを曲がるときにボディロールを減らす「アンチロールバーが装備される。また高性能モデルでは、低重心用にCFRP(カーボンファイバールーフが採用される可能性が高いこともわかった。
XMはサウスカロライナ州スパルタンバーグで今年12月に開始される予定で、価格はベースモデルが130,000ドル(約1,760万円)、複数のオプションを追加すると150,000ドル(2,000万円)超えの価格帯が予想される。
最終的な市販型車名は、「XM」あるいは「X8」、またはグレードにより「XM」と「X8」が与えられる可能性もありそうだ。