コクピットには『EQE』を彷彿とさせる未来的なセンタースクリーンを装備
メルセデスベンツは現在、主力セダン『Eクラス』次期型を開発しているが、その最新プロトタイプをカメラが捉えるととも、ノーズのデザインが明らかになってきた。
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ガソリンスタンドで給油中を捉えたプロトタイプのフロントエンドを見ると、ヘッドライトの間にLEDライトストリップが確認できる。照明バーセクションを覆うテープがあるため最終デザインは不明だが、プロダクションモデルに装備される可能性が高いとみていいだろう。このフロントのLEDライトバーは、メルセデスにとって新しいものではなく、すでにEQCやEQSなどEQブランドでは採用されている。だがICEエンジン搭載のEクラスに初装備されることはニュースであり、このライトバーが全車標準装備となるのか、上位モデル、あるいはプラグインハイブリッドモデルなど特定グレードになるのか注目される。
次期型のキャビン内には、EVセダンの『EQE』を彷彿させる未来的なセンタースクリーンが装備。中央タッチスクリーンの下には様々なボタンが配置されている。ボタン式ではなくタッチ静電容量式のように見え、運転モードの選択やハザードの操作、エンターテイメントシステムの音量調整などがここでできるはずだ。ディスプレイは『Cクラス』と同等の11.9インチスクリーンが標準で、『Sクラス』で採用される12.9インチOLEDスクリーンがオプションとして利用可能になるだろう。
パワートレインは、すべてのグレードが何らかの電動アシストを装備、その多くが48Vマイルドハイブリッドテクノロジーとなるが、注目はフラッグシップAMG「E63」の心臓部だ。AMG「C63」ではV8ツインターボを直列4気筒PHEVドライブトレインに変更したが、ライバルのBMW「M5」次期型では引き続きV8を提供しハイブリッドアシストを採用するため、E63でも同様の措置が取られる可能性が高いと見ている。
Eクラス次期型のデビューは、2023年秋ごろと予想される。