人気の「AMGライン」と「ナイトパッケージ」を標準化し、魅力を凝縮
メルセデス・ベンツ日本は2025年12月10日、コンパクトモデル「Bクラス」に新たなラインアップとして「B 180 Urban Stars」および「B 200 d Urban Stars」を追加し、同日より発売した。この新モデル「アーバンスターズ(Urban Stars)」は、これまでオーナーから好評を得ていた装備の多くを標準化し、装備レベルの充実を図ったものである。最大のトピックは、人気オプションの「AMGライン」に加え、現行Bクラスでは初採用となる「ナイトパッケージ」を標準装備とした点であり、内外装の質感を大幅に向上させつつ魅力的な価格設定を実現している。
【画像9枚】ナッパレザーの感触とカーボンの紋様。AMGラインで仕立てられた、濃密かつスポーティなコクピットを拝見
現行Bクラス初採用。「ナイトパッケージ」が放つ都会的な色気と精悍さ
「Bクラス アーバンスターズ」のエクステリアは、従来モデルでは有償オプションとして設定されていた「AMGラインパッケージ」が標準装備となったことで、フロントフェイスやホイールがAMGライン仕様に変更され、よりスポーティかつ都会的なスタイルへと進化した。これに加え、現行Bクラスとして初めて「ナイトパッケージ」が採用されたことは大きな注目点である。

ナイトパッケージの装着により、フロントグリル中央のスリーポインテッドスターマークの周縁や、フロントおよびリアバンパーの下部がハイグロスブラック仕上げとなる。さらに、サイドミラーカバーやウィンドウフレームもブラックで統一され、足元には18インチAMGアルミホイールを採用するなど、スタイリッシュで迫力のあるデザインが完成されている。また、プライバシーガラスやローワードコンフォートサスペンション、スポーツブレーキシステムも標準で装備され、視覚的なスポーティさだけでなく走行性能を予感させる仕上がりとなっている。機能面においても、「マルチビームLEDヘッドライト」や「アダプティブハイビームアシスト・プラス」といった高度な運転支援機能が標準装備に追加されており、夜間の視認性と安全性が強化されている点も見逃せない。
触れるたびに宿る満足感。AMGラインで仕立てられた濃密な空間
インテリアにおいてもAMGラインが追加され、スポーティかつエレガントな空間が演出されている。シート素材には、手入れが容易でありながら本革のような質感を楽しめる合成皮革の「レザーARTICO/MICROCUT」を採用したスポーツシートが装備される。

ドライバーが手に触れるステアリングホイールには、「本革巻スポーツステアリング(ナッパレザー)」が標準装備され、インテリアトリムにはカーボンルックが採用されるなど、細部にわたりデザインに磨きがかけられている。インフォテインメントシステムには対話型の「MBUX(メルセデス・ベンツ ユーザーエクスペリエンス)」を搭載しており、「ハイ、メルセデス」をキーワードに起動する音声認識機能によって、目的地入力や電話通話、音楽選択に加え、クライメートコントロールや照明などの操作も可能である。
熟成のパワートレインと575万円からのプライス。実用車選びの「賢き選択」
パワートレインは従来モデルを踏襲し、ガソリンとディーゼルの2種類が用意されている。
「B 180 Urban Stars」に搭載される1.4L直列4気筒直噴ターボエンジン「M282」は、シリンダーヘッドを三角柱を横に寝かしたような形状にする「デルタ形シリンダーヘッド」を採用している。これにより、通常のシリンダーヘッドに比べて高さはあるものの幅や重量が小さくなり、軽量化と省スペース化が図られている。また、吸気ダクトへのヘルムホルツ共鳴器の採用や、触媒コンバーターへの遮音シール施工など、ノイズ低減に力が注がれている。
一方、「B 200 d Urban Stars」には2.0L直列4気筒直噴ディーゼルターボエンジン「OM654q」が搭載される。最高出力150ps、最大トルク320Nmを発揮し、コンパクトなボディを力強く加速させる性能を持つ。シリンダーブロックは軽量化のためにアルミニウム製とする一方、ピストンにはスチール製を採用することで熱膨張率の違いを利用して摩擦を低減しているほか、シリンダーウォールには「NANOSLIDE」摩擦低減加工が施されている。さらに可変タービンジオメトリーを採用したターボチャージャーにより、全域でトルクフルな加速を実現している。なお、B 200 dにはスポーティーエンジンサウンドも装備される。

メーカー希望小売価格(税込)は、「B 180 Urban Stars」が575万円、「B 200 d Urban Stars」が609万円となっている。標準装備の大幅な向上にもかかわらず、従来モデルと比較して魅力的な価格を実現したとしており、都市部でも取り回しのしやすいボディサイズと高い利便性を求める層への訴求力は高い。
【ル・ボラン編集部より】
SUV全盛の今、あえてコンパクトMPVのBクラスを選ぶ。それは「流行」ではなく「理」を重んじる大人の選択だ。かつて革新的なパッケージングで登場したBクラスだが、現行型はそのユーティリティと走りの質感において、既に完熟の域に達している。今回の「アーバンスターズ」は、その質実剛健なキャラクターに、ナイトパッケージという「都会的な艶」を纏わせた点が白眉だ。道具としての正しさに、所有する歓びというスパイスが加味された。特にトルクフルな200 dなら、ロングツーリングも快適にこなす。流行に流されず、本質を見抜く審美眼を持つ人にこそ、推奨したい一台である。
【画像9枚】ナッパレザーの感触とカーボンの紋様。AMGラインで仕立てられた、濃密かつスポーティなコクピットを拝見








