19年連続世界No.1ブランドが鈴鹿で示した、次世代潤滑油のベンチマーク
2026年3月26日、三重県の鈴鹿サーキットにて、乗用車用エンジンオイルの最高峰ブランドである新「Shell HELIX ULTRA(シェル・ヒリックス・ウルトラ)」の発表会が開催された。19年連続で世界最大の潤滑油サプライヤーとして市場を牽引するシェルが、最新規格「API SQ」を凌駕するスペックを備えた新製品をついに日本へ導入する。フェラーリとのパートナーシップで培われた革新的な技術を注ぎ込み、日本のドライバーに「まだ見ぬ限界の先へ」という新たな体験を提供する究極のエンジンオイルだ。
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世界市場で実証済みの性能。グローバルプロジェクト「最後のピース」が日本へ
発表会の冒頭では、シェルグローバルルブリカンツのシャニアン・チェン氏が登壇し、本製品が世界規模で展開されてきたプロジェクトの集大成である旨を強調した。
「シェルはあらゆる分野において19年間No.1を達成しており、乗用車用オイルにおいても世界No.1のブランドです。今回の発表は、2024年末に世界で初めて最新のAPI要件を満たしたオイルを発表して以来、長年構築されてきたグローバルプロジェクトの最後のピースとなります」と語った。
すでに中国や韓国、ヨーロッパ、アジア太平洋地域で高い支持を得ている新「Shell HELIX ULTRA」が、満を持して日本にデビューした形だ。フェラーリとのパートナーシップを通じて磨き上げられた革新的な技術が、ついに日本のドライバーにも提供されることとなったのである。
日本市場を見つめて120年超。初代導入から30年を経た「Shell HELIX」の進化
続いて登壇したシェルルブリカンツジャパン代表取締役社長の阿部真氏は、日本におけるシェルの歩みを振り返った。シェルの日本での歴史は1900年の「ライジングサン石油」にまで遡り、120年以上にわたって日本のエネルギー産業を支えてきた歴史がある。
さらに、2020年にシェルグループ100%の会社として新たにスタート。現在では乗用車から商用車、船舶、航空機に至るまで、幅広い潤滑油を展開。実は阿部氏は1996年に「Shell HELIX」の日本市場への導入に携わっており、「30年後に新たな『Shell HELIX ULTRA』を発表できることに、非常に興奮している」と感慨深げに語っていた。
エコとパワーを完全両立。ドライビングプレジャーを引き出す「6つの絶対性能」
マーケティングマネージャーの田中豊富氏からは、日本市場の現状と新製品のポジショニングが説明された。現在、日本の小型・乗用車の約8割が省燃費オイル推奨車両であり、その割合は年々増加傾向にあるという。
このような市場動向を踏まえ、新「Shell HELIX ULTRA」が目指すのは、以下の6つのパフォーマンスを完璧に成立させることである。
・エンジン保護:エンジンをしっかりと守り抜く。
・清浄性:エンジン内部を常に綺麗に保つ。
・ロングライフ:オイル自体の性能をしっかり長持ちさせる。
・省燃費:燃費改善効果への貢献。
・パワーの発揮:エンジン本来の力を最大限に引き出す。
・レスポンスの向上:ドライバーと心を通わせる操作感を実現する。
田中氏は、「これらにより、ドライバーだけでなく同乗される方にもドライビングプレジャーを実感していただける商品になっている」と自信を覗かせていた。
最新規格「API SQ」を余裕でクリア。全天候で性能を発揮する圧倒的なテクノロジー
プロダクトマネージャーの篠田憲明氏による技術解説では、最新規格「API SQ」を凌駕する具体的な性能向上が明かされた。
LSPI(低速早期着火)の抑制
直噴ターボエンジンで見られる異常燃焼現象「LSPI」に対し、原因となる金属洗浄成分を特定し除去した処方を実現。従来のSP規格品と比較して発生を約8分の1にまで低減させ、長期間使用した後でもその効果が持続することを確認している。
驚異の耐摩耗性と耐久性
シェル独自の配合技術により、エンジン部品の摩耗を最大限に抑制。従来のオイルと比較し、インテークリフターの摩耗を半分以上に減らすことに成功。また、天然ガスから合成された独自の合成技術(GTL)を用いることで不純物をほぼ含まず、高温下での粘度上昇を約72%抑制し、劣化しにくい特徴を持つ。
全天候型のレスポンスと清浄性
温度が下がっても性能が変わらない特徴を持ち、冬場の朝などエンジンが冷えた状態からの始動でも、優れたレスポンスを実感できる。さらに、エンジントラブルの原因となるスラッジ(汚れ)を洗い流す分散性能も向上しており、次回のオイル交換までエンジン内部を綺麗に保つことが可能となる。
エンジン本来のポテンシャルを解放せよ。日本のクルマ好きに捧げる究極のオイル
「Shell HELIX ULTRA」は、単なる最新規格への適合品ではなく、シェル独自の化学合成技術と、モータースポーツの頂点で得た添加剤技術が融合した、API SQの要求性能を余裕でクリアするプロダクトだ。
今回のリニューアルでは、配合仕様からパッケージ、コミュニケーションに至るまでを世界で統一。「Unleash the Power Within(まだ見ぬ限界の先へ)」というスローガンのもと、日本の自動車業界とモータースポーツ文化を盛り上げていくという同社の強い意志が示された。
最新技術の粋を集めた新「Shell HELIX ULTRA」。愛車のパフォーマンスを最大限に引き出し、より長く、より力強く走り続けたいと願う日本のドライバーにとって、これ以上ない「最適のソリューション」が登場したと言えるだろう。
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