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校長はNDロードスター生みの親。マツダグループ初の整備専門学校が神戸に誕生

マツダグループ初の専門学校

兵庫県の神戸マツダが、2026年4月9日、自動車整備専門学校、「マツダ自動車整備専門学校 神戸(MASTeC KOBE)」を開校した。

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Let’s make history together!

この学校は自動車販売会社である神戸マツダが創設したもので、マツダグループとしては初めてのものとのこと。また、元号が令和となってから初めて開校した整備学校であるという。校長に就任するのが、ND型マツダ・ロードスター開発にあたって主査を務めた山本修弘氏であるというのも、注目に値する部分だ。

開校にあたり4月9日には第1期生の入学式が行われた。この日入学を果たしたのは21名、いずれも期待と緊張に満ちた顔ぶれである。入学式では、理事長および校長の挨拶、来賓祝辞ののち、エンジニアウェアの授与などが行われた。

橋本覚理事長は挨拶の中で、入学生たちに次のように呼びかけた。

「この学校で2年間の課程を終え、無事に2級整備士を取得した卒業生は、神戸マツダのみならず、さまざまなブランドのディーラーや整備専業社に就職するということになります。最新で確かな技術をもった自立型人間たちが日本の整備士業界を変えてまいります」

「21名の第1期生の皆さん、よくぞこの新しい学校に飛び込んできてくれました。皆さんは2年後には社会にでます。働くということは人の役に立つ、社会の役に立つ、ということです。いままで注いでもらったたくさんの愛をこんどはお返しする、その準備のための2年間といたしましょう」

挨拶する橋本覚理事長

山本修弘校長も、次のように熱くエールを送った。

「第一期生の皆さん、皆さんには夢を描いてほしいと思います。どんな自動車整備士になりたいのか、どんな未来をつくりたいのか、社会にどんな価値を届け、貢献するのか。その夢に向かって挑戦する場所が、この学校です」

「今日という日は、皆さんの人生の新たなエンジンがスタートする日です。すなわち『心のエンジン』が動きだします。そんな皆さんに、私からのエールを贈らせてください、“Let’s make history together”『皆さんと一緒に新しい歴史を築いて行きたい』と思います」

挨拶する山本修弘校長

配慮に満ちた整備場ほか、学校の詳細

このマツダ自動車整備専門学校 神戸の校舎は、兵庫県神戸市兵庫区に位置し、国道2号線に面している。この国道は、神戸と広島(もちろんマツダ本社の所在地だ)を結ぶ道路でもある。3階建ての校舎はマツダの新世代店舗と同じカラーの外装を持つが、一方でガラス面積の広いそのデザインは、その中にいる学生を外の世界(地域や社会)から切り離さず、囲い込まれていない状態を意図したものだという。

1階はエントランスのほか実習室となるが、ここはマツダ特化型教育を店舗のサービス向上と同じ環境で体得することを重視しているとのこと。実習設備は現在の自動車ディーラーで使われている最新鋭機器を揃えているが、数多く詰め込むことはせず、たとえばリフト間の幅を持たせ、見渡し・声かけ・確認がしやすい環境を目指している。

2階は実習室と談話室。こちらの実習室は、1階とは異なり自動車の基本的な構造、部品や機構への理解を深めることを狙いとしたもので、エンジン、ブレーキ、シャシー、そして電子制御関係などといった具合に分けられている。そして3階には教室と図書室、保健室、校長室や教員室などが配されている。

【ル・ボラン編集部より】

ND型ロードスターで「人馬一体」の歓びを極めた山本修弘氏が、次代の整備士を育てる校長に就くのは単なる人事以上の意味を持つ。マツダが追求し続ける「人間中心」の哲学が、クルマというハードから「人づくり」の領域へ至った証左だ。外界と断絶させない校舎設計や声かけを重視したゆとりある実習環境には、同社のクルマづくりに通底する社会との対話を重んじる姿勢が息づいている。「心のエンジン」に火を入れられた若者たちが、名車を裏方として支える未来。この学び舎こそ、マツダの新たな歴史を紡ぐインフラである。

【マツダ自動車整備専門学校 神戸】
〒652-0837 兵庫県神戸市兵庫区北逆瀬川町3番18号
電話078-381-5610
受付時間:9:00-17:00
定休日:土日、祝日

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LE VOLANT web編集部

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