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F1を変えた名機「フォードDFV」。4バルブの衝撃からレッドブルへと受け継がれる125年の挑戦

伝説のDFVエンジンからレッドブル・フォードへ。フォード・レーシング125周年の系譜

フォード・レーシングが125周年を迎えるにあたり、同社の歴史において最も重要な意味を持つ「フォードDFV V8」エンジンの足跡を振り返るプレスリリースを発表した。1967年にF1の世界へ革命をもたらしたこのエンジンは、フォードをモータースポーツ界の世界的リーダーへと押し上げた。ここでは、当時の常識を覆したDFVの誕生から、現在のレッドブル・フォードへと受け継がれる技術的野心の軌跡を辿る。

【画像6枚】常識を覆した4バルブ構造。快進撃の幕開けとなった「フォードDFV V8」の歴史的瞬間を写真で見る

常識を覆した4バルブ構造の誕生

F1の歴史を変えることになるプロジェクトは、1965年に産声を上げた。当時のフォードでモータースポーツ部門を率いていたウォルター・ヘイズは、キース・ダックワースとマイク・コスティンに対して新たなF1プログラムの設立を依頼した。彼らは直ちに、F2用の1.6L 4気筒エンジンと、F1用の3.0L V8エンジンの開発に取り掛かったのである。

この時、コスワースが追求したF1用エンジンは、4気筒の「FVA(フォー・バルブ・シリーズA)」をベースに設計された。この基本構造からV型8気筒へと組み上げたため、「DFV(ダブル・フォー・バルブ)」と名付けられた。古い2バルブから4バルブ構造へとスポーツを前進させたこの技術は、F1界に革命をもたらすことになった。

デビュー戦での圧勝と輝かしい大記録

DFVエンジンは1967年6月4日、オランダのザントフォールトでデビューを果たした。テスト期間がごくわずかだったにもかかわらず、ロータス・フォードを駆るジム・クラークはマシンを極限まで引き出した。レースの折り返しまでにブラバムに11秒のリードを築き、1分28秒1のファステストラップを記録。平均時速171.375kmで圧勝したのである。新設計エンジンの優勝は、実に13年ぶりの快挙であった。

この初勝利により、DFVはその後15年にわたってF1を象徴するエンジンとなった。1967年から1983年の間に、通算155回のグランプリ優勝を記録。12人のワールドチャンピオン・ドライバーを輩出し、10回のコンストラクターズタイトルをもたらした。さらにモナコグランプリ、インディ500、ル・マンで勝利し、世界三大レースの制覇も成し遂げている。

限界に挑み続けるフォードの現在地

かつてDFVがパフォーマンスの基準を再定義したように、その技術的野心は現在のフォード・レーシングにも受け継がれている。同社は現在、「レッドブル・フォード・パワートレインズ」の公式パワートレイン・パートナーとしてF1に復帰した。オラクル・レッドブル・レーシングやビザ・キャッシュアップRBと緊密に連携し、トラックを走るパワーユニットの開発を進めている。

現代の取り組みも、DFV時代と同様に共通の技術的フォーカスの上に築かれている。1967年の4バルブ化というブレイクスルーから、2026年に向けた内燃機関および電動化パワーユニットの開発に至るまで、フォード・レーシングの125年の歴史は、サーキットで可能なことの限界を押し広げ続ける物語なのである。

【ル・ボラン編集部より】

1960年代、F1のパッケージングそのものを一変させたDFVエンジン。「4バルブ化」というブレイクスルーは、単なる馬力競争ではなく、極限の効率を追求するフォードの思想そのものであった。そして現在、彼らはレッドブルとともに再びF1の舞台へ帰還している。電動化が推し進められる現代にあって、内燃機関と電動技術の新たな限界に挑むその姿は、かつて常識を覆したDFVの系譜と確かに重なる。モータースポーツの歴史を知る大人にとって、次世代マシンのカウルに輝くブルーオーバルは、単なるブランドバッジ以上の重みとロマンを感じさせるはずだ。

【画像6枚】常識を覆した4バルブ構造。快進撃の幕開けとなった「フォードDFV V8」の歴史的瞬間を写真で見る

※この記事は、一部でAI(人工知能)を資料の翻訳・整理、および作文の補助として活用し、当編集部が独自の視点と経験に基づき加筆・修正したものです。最終的な編集責任は当編集部にあります。
Photo: Ford Motor Company
LE VOLANT web編集部

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