ニュース&トピックス

新型ルノー・セニックE-Techエレクトリック登場。航続642kmの新バッテリーと最新AIがファミリーEVの基準を引き上げる

ルノーが欧州で新型セニックE-Techエレクトリックをアップデート

ルノーのフランス本社は2026年9月1日、「セニック E-Tech エレクトリック」のアップデートを発表した。持続可能な設計を特徴とする新世代の100%電気ファミリーカーであるセニックは、快適性、コネクティビティ、そして電動パフォーマンスが大幅に向上している。本モデルはすでにフランス本国で注文の受け付けを開始しており、価格は3万8750ユーロからとなっている。

【画像15枚】航続距離642kmを誇る次世代フレンチEV。さらに洗練度を増した新型「セニックE-Techエレクトリック」の全貌を見る

航続距離の拡大と充電性能の向上

今回のアップデートで最も注目されるのは、最高出力220psのモーターに組み合わされる2種類の新しいバッテリーの導入である。新設定された89kWhのNMCロングレンジバッテリーは、最大642kmのWLTP航続距離を達成している。同時に充電性能も引き上げられ、最大150kWのDC急速充電により、15%から80%までの充電をわずか28分で完了させることが可能となった。

ルノー・セニック・Eテック

さらに、後日導入予定とされる67kWhのLFPコンフォートレンジバッテリーは、最大467kmのWLTP航続距離を提供する。こちらは新型メガーヌE-Techエレクトリックで世界初採用された「セル・トゥ・パック(C2P)」アーキテクチャを用いており、232個のパウチセルを配置することで53%のパッケージング効率を実現している。このLFPバッテリーもDC急速充電時間が25%短縮されており、最大充電出力は165kWに引き上げられ、15%から80%までの充電を24分で完了できる。なお、この67kWh搭載モデルは2026年秋からフランスで受注開始予定であり、価格は3万1750ユーロからとなっている。

デザインと内装の質感向上

エクステリアでは、新色として「サテン・スレート・ブルー」と「エキソ・ギャラクシー・グレー」の2色が追加され、全7色のボディカラー展開となった。また、フロントとリアのバンパースプリッターがグロスブラック仕上げに変更されたほか、独自デザインの19インチおよび20インチの新ホイールがラインナップに加わっている。

ルノー・セニック・Eテック

インテリアも大幅にアップグレードされた。「Techno」トリムでは、再生糸を95%以上使用した新しいPETファブリックシートが採用され、ダッシュボードには稲妻型のトップステッチが施されている。「Esprit Alpine」フィニッシュには、光のスペクトルから着想を得た「スペクトル・チタニウム」効果を持つ新インテリアトリムが設定され、「Iconic」フィニッシュには再生プラスチックを用いた「キュービック・グレー」トリムが追加された。

最新のデジタル体験と運転支援

車載システムには「openR link」が搭載されており、Googleマップのルート案内において、充電ネットワークの指定や支払い方法の選択など新たなカスタマイズオプションが追加された。さらに、AIアシスタント「Google Gemini」が利用可能となり、ドライバーは自然言語で複雑な要求を車両に指示できるようになった。これに伴い、3年間またはリース期間中、毎月2GBのデータ通信枠が提供される。また、Qi2規格準拠の磁気式ワイヤレス充電器も搭載され、スマートフォンの充電が容易になった。 運転支援機能の「アクティブ・ドライバー・アシスト」には、複数の車両を同時に追跡する「マルチターゲット機能」が新搭載され、渋滞時などの運転がよりスムーズになっている。また、ドライバーの疲労を検知する車内カメラが全車標準装備となり、このカメラはドライバーを認識してシートポジションなどを自動調整するウェルカム機能にも活用されている。

ルノー・セニック・Eテック

日常の使い勝手を高めるため、ペット用カーシートやトランク容量を310L追加できる「Aero Cargo Box™」、さらには充電中の休憩に使える「Handpresso」コーヒーメーカーなど、多彩な専用アクセサリーも用意されている。

【ル・ボラン編集部より】

かつてコンパクトMPVの先駆者として一世を風靡したセニック。ピュアEVへと変貌を遂げた本作は、最大642kmの航続距離や高度なAIアシスタントといった最先端のスペックを誇る。だが、その本質的な魅力は変わっていない。再生素材を用いた温かみのあるインテリアや、車内用コーヒーメーカーなどの遊び心あふれるアクセサリー群には、家族のための快適な空間という初代からの哲学が息づいている。無機質になりがちな最新EVに、血の通ったフランス車らしい居心地の良さを高度に共存させた、実直な進化である。

【画像15枚】航続距離642kmを誇る次世代フレンチEV。さらに洗練度を増した新型「セニック E-Tech エレクトリック」の全貌を見る

※この記事は、一部でAI(人工知能)を資料の翻訳・整理、および作文の補助として活用し、当編集部が独自の視点と経験に基づき加筆・修正したものです。最終的な編集責任は当編集部にあります。
Photo: Renault
LE VOLANT web編集部

AUTHOR

注目の記事
注目の記事

RANKING