ベルランゴ、打倒カングーなるか!?
いきなりですが、シトロエン・ベルランゴっていうクルマ、御存知ですか? いやいや、日本には正規輸入されていないので、御存知なくても仕方ありませんね。実はこのクルマ、フランス本国ではルノー・カングーのライバルにあたるレジャー・アクティヴィティ・ヴィークルなのです。シトロエンのラインナップの中では、C3に次いで2番目に売れてるモデルなのだそうです。このベルランゴ、ここへ来て3代目へと生まれ変わりました。
大きなトピックとして挙げられるのは、まずフェイスが現在のシトロエン顔になったこと。意外やミニバンにも似合ってません? そしてC4カクタスのように空気のカプセルで車体を守るエアバンプが採用されたこと。カングーより120mm長く20mm幅広な標準ボディのほか、それより350mm長いロング版が用意されたこと。3列目のシートを持つ仕様も用意されたこと。シートを倒すと標準版で775リットル、ロング版で1050リットル、倒せるシートを全て倒すと4000リットルの荷室空間が生まれ、標準版では2.7m、ロング版では3.05mの長物を積めること。収納スペースが28個も用意されていること……と、使い勝手は大幅アップ、なのです
プラットフォームはプジョー3008やC4ピカソと同じ“EMP2”をベースに開発されていて、エンジンは110〜130psの1.2リッター・ガソリンと75〜130psの1.5リッター・ディーゼルがラインナップされています。走りももちろんですけど、シトロエンですから乗り心地も期待できそうです。
このベルランゴ、日本へ導入されるかどうかは何ともいえないのですけど、でもこれ、実用性は高そうだし、何より独特だけど行き過ぎてないスタイリングが結構魅力的で、意外や日本でもウケるんじゃないかな? なんて思うのです。プジョー・シトロエン・ジャポンの皆さん、どうかこのクルマの導入、検討してみてくださいねー。