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マクラーレンが「P1」の後継モデルとハイブリッドの強化に巨額投資を計画

今後7年で12億ポンドを投資

マクラーレン・オートモーティブは7月12日、英国のモータースポーツイベント「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」にて、新しいスポーツシリーズの「マクラーレン600LT」を世界初公開するとともに、同社の創立15周年にあたる2025年までのビジネスプラン「Track25」を発表した。

ここでマクラーレンは、7年以内にスポーツカーおよびスーパーカーモデル全シリーズのハイブリッド化を表明。バッテリーのみで30分以上のサーキット走行を可能にする、軽量かつ急速充電に対応するハイパワー・バッテリー・システムを開発しているとのこと。また、将来的な軽量化テクノロジーの開発および製造のために、「マクラーレン・コンポジット・テクノロジー・センター(MCTC)」に5,000万ポンド(約73億7千万円)を投資。このMCTCが稼働すれば金額換算でおよそ57%にあたるパーツをイギリス国内で生産できることになる。

この12億ポンドを投資するという「Track25」プランでは、世界初のハイブリッド・ハイパーカー「McLaren P1」の後継マシンの開発を計画。加えて、派生モデルを含む18種の新型モデルへの投資によって生産は現在よりも75%向上し、2020 年代半ばには年間約6,000 台の生産規模に引き上げる構えだ。一方、ユーザーに対しては、セキュリティ機能やトラッキングシステムといったソフトをワイヤレスでアップデートすることで、販売店でのソフト更新作業が不要になるサービスを提供する。

現在86の正規ディーラーネットワークを通じて、全世界31のマーケットで販売しているマクラーレンだが、今後は既存のマーケットを拡大すると同時に、ロシアやインド、中欧/東欧を含む、急速に拡大している新興市場への進出も検討。こうした需要の増加を背景に、「Track25」期間内に正規ディーラーの数を100まで増やすことを目指している。

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CARSMEET web編集部

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