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新型シビックも製造! ホンダの最新タイ工場がまるで遊園地!?

HONDA THAILAND FACTORY (4)

 

工場とは思えぬほど明るく静か

 

もうひとつ興味深いのがボディの水搬送システムだ。これは生産工程で使用された冷却水を地下水路に流し、その水流を使ってボディを移動させながら溶接工程を行うというもの。ボディはフロート付きのパレットに載せられているのだが、従来から「溶接工程に水はタブー」とされてきた。この問題を解決したことで、大きな節電効果が得られているという。このほかにも軽量小型ロボット冶具の採用により、一箇所でスポット溶接を行うことが可能になった。これによって溶接ロボットの稼働効率を40%向上させている。

 

HONDA THAILAND FACTORY (5)

 

こうした作業工程の工夫により、部品を積んだ電動カートやトロッコが工場内を移動することがなくなり、場内は広くすっきりとしている。また屋根から自然光を取り込むスカイライトの採用で、工場内はとても明るい。高い天井と作業フロアの間にはエアカーテンが施されており、天井の熱がフロアの気温を高めにくくするような工夫もされている。

 

ホンダはこのプラチンブリ工場を、アユタヤ工場とともにアジアにおける重要生産拠点に位置付けている。アユタヤ工場も2011年の洪水被害の後、大幅な改修が行われ、寄居工場の最新技術を積極的に導入して再スタートしたが、プラチンブリ工場ではさらに意欲的なチャレンジが行われた。コンセプトの通り、人の作業と先進技術の最適化が行われていることを強く印象付けられたのだ。

 

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