コンセプトカー段階でも高い完成度
レクサスは、米国デトロイトで開催中の2019年北米国際自動車ショー(デトロイトモーターショー)で、コンバーチブルクーペのコンセプトカー「LCコンバーチブルコンセプト」を世界初公開した。
LCコンバーチブルコンセプトは、レクサスが提唱するラグジャリーライフスタイルの新たな提案として開発されたモデル。フラッグシップクーペの「LC」とともにレクサスラインナップの頂点として、飽くなき美の追求と感性を刺激する唯一無二の体験の提供を目指している。LCのデザインと走行性能が調和した独創的スタイリングや、「より鋭く、より優雅に」をコンセプトとする優れた走りを継承するとともに、コンバーチブルモデルならではの自然との一体感や運転の気持ちよさをもたらすべく開発された。
そのエクステリアは、LCが持ち味とする走行性能とデザインが調和した独創的なスタイリングを継承。クーペモデルのデザインモチーフを活かしながら、レクサスのコンバーチブルとして独自の美しさを追求した。オープントップは、天候や気分に合わせ気軽に開閉を選択して運転を楽しむことが可能。ルーフの格納位置にもこだわり、ルーフを開けたときも閉じたときも流麗なサイドビューを実現している。また、優れた運動性能を予感させる専用の大径22インチホイールを採用している。
公表されたボディサイズは全長4760mm、全幅1920mm、全高1350mm。ホイールベースは2870 mmで、全幅とホイールベースは市販されているクーペと同じ。全長はマイナス10mm、全高は5mmプラスとなっている。
インテリアは、ドライビングの高揚感を演出する運転席側と乗員を包み込むおもてなしの助手席側空間を融合したLCのインテリアを継承。その一方、ルーフを開けた際の車外からの見え方にもこだわった作りとなっている。
LCと同様、ドライビングポジションは乗り手とクルマの一体感を醸成するレイアウトでペダルやスイッチ類の配置、ステアリング傾角、シートのホールド性などを徹底した走り込みによって細部まで吟味。空間自体は、ルーフを開けた状態での開放感と包まれ感のバランスが考慮されている。インテリアカラーは、ボディカラーに合わせたホワイトとブラックでシンプルにコーディネート。上質感と心地良さが追求されている。