ニセコ連峰や洞爺湖、太平洋までを一望にする大パノラマ
標高715mのウエストマウンテン山頂にある羊蹄パノラマテラスからは、目の前の羊蹄山はもちろん、ニセコ連峰や洞爺湖、さらには太平洋までを一望にする大パノラマが展開する。雲海と出会う確率が最も高いのは、宿泊者限定の雲海早朝便(6月1日〜8月20日/5:30〜6:30)が運行される夏の早朝。気象条件によっては、夕焼けの時間帯に雲海が出現することも珍しくない。
Data
雲海遭遇率 ★★★
雲海の季節 6月〜8月
◎所在地/北海道留寿都村
◎営業期間/4月下旬~10月中旬
◎利用料金/5,000円(入園料)
アクセスガイド
札幌市内からニセコ町までは、国道230号や国道276号を通って約90km、フェリーターミナルのある苫小牧からは国道276号で支笏湖畔を抜けて約100kmの道のり。どちらからも2~3時間でアクセスできる。ニセコパノラマラインの北側起点に最も近い高速道路のインターチェンジは札樽道の小樽ICで、そこから岩内町まで国道229号で積丹半島をぐるっとひと回りすると約95kmの道のり。
【A】ふきだし公園
1日約8トンの伏流水が地中から噴き出す
羊蹄山に降った雪や雨が長い年月をかけ、おいしい水となって地中から噴き出してくる公園。水温は1年を通じて6.5度前後、1日約8トンもの湧水量があり、来園者は自由に水を持ち帰ることができる。公園には道の駅が併設されていて、バーベキューハウスや通年営業のレストラン「名水プラザ」もある。
●入園無料/年中無休/京極町川西45/TEL 0136-42-2111(京極町役場企画振興課)
【B】ルスツリゾート
1年を通じて楽しめる総合リゾート施設
スキー場だけでなく、北海道最大の遊園地やゴルフ場もある羊蹄山東南麓のリゾート施設。羊蹄パノラマテラスをはじめ、自然体験型の施設やアクティビティも充実。宿泊施設も豊富で、ノース&サウスウイング宿泊の場合は1泊朝食付き13,400円〜。宿泊者は羊蹄ゴンドラ(往復1,200円)のみの利用もOK。
●入園料5,000円(通常期のおとな1日券)/留寿都村泉川13/TEL 0136-46-3111
【C】月美の宿 紅葉音
源泉掛け流しの濁り湯は美肌効果抜群
ニセコ湯本温泉郷にある1日12組限定の静かな温泉宿。白濁した源泉100%掛け流しの硫黄泉は、美肌効果が高いと評判で、浴槽に溜まった湯の花で泥パックをすることも可能。夕食では、ウニやアワビなど、積丹半島や岩内で穫れたばかりの新鮮魚介を贅沢に盛り込んだ豪快舟盛り料理も味わうことができる。
●1泊2食付き15,750円〜/日帰り入浴800円(10:00〜17:00)/蘭越町湯里680-13/TEL 0136-59-2881
観光情報
ニセコリゾート観光協会 TEL 0136-43-2051
岩内観光協会 TEL 0135-63-1155
留寿都村観光協会 TEL 0136-46-3453
写真提供:ルスツリゾート
文:佐々木 節/撮影:平島 格