最大航続距離は500kmをマーク。発売は2020年内
フォルクスワーゲンはこのほど、2020年内に発売を予定しているコンパクトSUVタイプの新型ピュアEV「ID.4」の市販プロトタイプを初公開した。
「ID.4」は、これまでコンセプトカーとして発表されていた「ID.CROZZ」の市販版。2019年9月に発表された新型コンパクトEV「ID.3」に続き、フォルクスワーゲンの新世代EVアーキテクチャー「MEB(モジュラー・エレクトリック・ツールキット)」を用いた2作目で、「ID.3」と同様にカーボンニュートラルなクルマとして市場に送り出される予定。生産・販売は欧州、中国、米国で実施するとのこと。
高電圧タイプのバッテリーをアンダーフロア中央部に搭載。これにより低重心とバランスのとれた前後重量配分を実現し、優れたドライビングダイナミクス性能を発揮する。ボディのディメンションはショートオーバーハング&ロングホイールベースによって、広々とした室内空間を確保。完全にデジタル化されたコックピットを組み合わせ、タッチスクリーンや音声認識機能による直感的な操作を実現する。
エアロダイナミクスが追求されたスタイリングの採用により、航続距離は最大500kmにおよぶという。駆動方式はまず後輪駆動仕様が発売され、後に四輪駆動版が追加される予定だ。