新型「フェアレディZ」のリソースを活用しつつ高性能ハイブリッドモデルに?
三菱がかつて販売していたスポーツクーペ、「GTO(海外名3000GT)」の後継モデルが登場するとの噂が再浮上。今回はそのエクステリアを大予想した。GTOは、1990年から2001年まで販売されていたモデル。後継に関する噂は3年ほど前にも出ていたが、今回は海外デザイナー氏の協力で予想CGを作成している。
では、なぜこのタイミングでGTOの後継登場が噂されているのかというと、アライアンスを結ぶ日産からまもなく新型「フェアレディZ」がデビューするから。その「FR-L」プラットフォームを共有すれば、三菱でもスポーツ系のモデルを復活させるハードルを大幅に低くできるというわけだ。
制作した予想CGのエクステリアは、3000GTと比較すると鋭くシャープなプレスライン、存在感のあるフェンダーなどが特徴的。かつての3000GTが前後同じ長さのオーバーハングだったのに対し、「4000GT」とされる後継モデルではリヤが短く、フロントフードは長くすることで独特なシルエットに仕上げられた。
一方、フロントエンドは3000GTのテイストを継承。最新の三菱デザインであるダイナミックシールドはあえて採用せず、リトラクタブルヘッドライトを組み合わせる。それに対し、リヤ回りは車幅いっぱいにのびるLEDデイタイムランニングライトやテールライトを採用。アーチ型ウイングには縦型のハイマウントブレーキランプを配置するなど、最新のトレンドも取り入れられた。
4000GTとして復活するとなれば、搭載するパワーユニットは3L V6ターボ+電気モーターのハイブリッド車となる可能性もあるだろう。そうなれば、最高出力は400ps級が期待できる。いまのところ、GTOの復活は噂の域を出ていない状態だが、かつては数々の高性能モデルをラインアップしていた三菱だけに復活を期待するファンは少なくないはずだ。