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ピュアEV仕様も同時デビュー! 新型「プジョーSUV 2008」が上陸

1.2Lターボ車「SUV 2008」とピュアEV仕様「SUV e-2008」の2機種それぞれに「アリュール」と「GTライン」の2グレードを設定

9月16日、グループPSAジャパンはフルモデルチェンジを受けて2代目となった新型「SUV 2008」の日本導入を発表し、同日より発売を開始した。なお新型からは、先ごろ車名変更を実施した「SUV 3008」「SUV 5008」と同様に「SUV」を添えるネーミングになっている。新型ではまた、ピュアEV仕様となる「SUV e-2008」も同時に発売された。

●プジョー「SUV 2008」「SUV e-2008」モデルラインアップ
〈SUV 2008〉
・アリュール:2,990,000円
・GTライン:3,380,000円
〈SUV e-2008〉
・アリュール:4,290,000円
・GTライン:4,680,000円
※価格は消費税込み。日本仕様は全車右ハンドル

新型SUV 2008は、グループPSA最新のコンパクトプラットフォーム「CMP(コモン・モジュラー・プラットフォーム)」を採用。従来モデルに比べて、ボンネットが低く長く、よりタイヤが四隅に配された安定したスタンスを持つ美しいプロポーションを実現。ボディサイズは全長4305×全幅1770×全高1550mmで、ホイールベースは2610mm。このディメンションは従来型より145mm長く、30mm幅広く、20mm高い。ホイールベースは70mmプラスされている。

ボディサイズは拡大したが、全高は一般的な立体駐車場に対応する1550mmに設定するなど、日常での扱いやすさは健在だ。最小回転半径は従来型より0.1m短縮した5.4mを実現。小まわり性は向上している。最低地上高も従来型より55mm高い205mmと、走破性も高められた。

拡大されたボディやホイールベースは、後席の居住空間や荷室容量の拡大に寄与している。荷室容量はBセグメントSUVクラス最大級となる434Lを実現。この値は従来型より74L大きい。そして6:4の分割可倒式リヤシートバックを倒せば。容量は最大で1467L(従来型比+295L)に広がる。なお、荷室には可動式のフロアボードが備わり、ハイポジションにセットすれば荷室内を上下に区切ることが可能だ。

デザインは新世代プジョーのテイストに則ったもの。彫刻的な造形で力強さが表現された外観では、堂々としたフロントグリルや彫りの深いボンネット、フロントマスク左右の縦に伸びる「セイバー(サーベルの意)」と呼ぶLEDデイタイムランニングライトといったフロントマスクのディテールが、新世代プジョーの一員であることを明確に主張。上級グレードのGTラインではさらに、ライオンの3本の爪痕をモチーフとしたLEDライトを組み合わせるフルLEDヘッドライトが装備され、精悍なマスクを強調している。

ボディパネルの大胆なライン使いは、サドビューでも顕著に表されている。ファセット(切り子)のようなシャープな面構成により、ハイライトとシャドーを対比させているのが特徴で、前後フェンダーから車体中央に向かって伸びる三角形のふたつつの面が目を引く。これらのラインはテールゲートまでタッチを揃え、エクステリア全体を通して高い統一感を生み出している。

リヤビューでは、新世代プジョーのシグネチャーとなったライオンの爪痕をモチーフにした3つのLEDライトが、SUV 2008を特徴づけている。

インテリアは、新型208と同様に「i-コックピット」の新世代版となる「3D i-コックピット」を採用。i-コックピットは小径ステアリングホイールを採用することで、ステアリングの上からメーターを確認することによる視線の確保、肘が下がり脇を締めたコンパクトなドライビングポジションによるステアリング操作の少ない動線など、優れた資質を持っている。この本質はそのままに3D i-コックピットでは、ホログラムのように情報を立体視で映し出すデジタルヘッドアップインスツルメントパネルを採用。ドライバーにとって必要な情報を重要度に応じてレイヤー化表示することで、同社の調べでは運転時のドライバーの情報に対する反応性が約0.5秒向上するという。

上級のGTラインにはスポーツドライビング時もしっかりと身体をホールドするダイナミックシートを採用。表皮素材はアルカンターラ×テップレザーのコンビで、SUV 2008はダークグレー、SUV e-2008はライトグレーのアルカンターラを採用している。

SUV 2008のパワートレインは、130ps/230Nmを発揮する1.2L直列3気筒ターボエンジンと8速ATの組み合わせで、前輪を駆動。WLTCモード燃費は17.1km/Lと発表された。

BセグメントSUVとしては日本で初めてのピュアEVとなるSUV e-2008には、136ps/260Nmを発する前輪駆動用モーターと、総電力量50kWhのバッテリーを搭載。最高385km(JC08モード)の航続距離を実現している。

走行モードは、走りのパフォーマンスを優先した「Sport」、普段使いにおける快適性を最適化した「Nomal」、そして航続距離を最大化する「Eco」の3つを設定。回生システムが組み込まれたブレーキは、自然な走行感を重視した「D」と、アクセルペダルの操作だけで積極的に減速をコントロールできる「B」の2モードが用意されている。

バッテリーの充電はコンセント型普通充電(満充電は約18時間)のほか、ウォールボックス型普通充電(同約9時間)とCHAdeMo(チャデモ)急速充電(80%充電は約50分)に対応。標準装備の充電ケーブルは3kW 15A 200Vに対応したものでコンセント型普通充電に使用できる。

SUV e-2008には、スマートフォンのアプリで充電予約とエアコン操作が可能な「eリモートコントロール」を採用。スマートフォンにダウンロードした無料のMyPeugeotアプリ(iOSおよびAndroid OSに対応)の操作によりリモートチャージングとプリコンディショニングの操作が可能だ。

SUV e-2008の内外装は、ガソリン車とは異なるディテールが一部採用されている。外観ではボディカラーに合わせて塗装されるフロントグリルのほか、ドアミラー付け根の「e」マークやリヤハッチの「e-2008」エンブレム、インサート付き18インチホイール(GTライン)が挙げられる。インテリアでは、先に触れたようにシート表皮が専用デザインとなる点が主な特徴だ。

このほか、最新の先進運転支援システム「ADAS」や、Apple CarPlayやAndroid Autoに対応する「プジョーミラースクリーン」、USBポートといった装備が全車に備わり、安全・快適・便利なカーライフをサポートする。

なお、9月29日の19時からは、新型「SUV 2008」と「SUV e-2008」のオンライン発表会が、プジョーの公式YouTubeチャンネルにて開催される。ちなみに、9月下旬からはTVCMが放映される予定で、CMソングは結成20周年を迎えた3人組ユニット「Perfume」の「Time Warp」が使用される。

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