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最高出力は300ps! 新型「フォルクスワーゲン・ゴルフGTI」にハイスペックな「クラブスポーツ」が追加

新型「ゴルフGTIクラブスポーツ」では「DCC」や「XDS」を搭載するなどサーキットでのパフォーマンスを追求

フォルクスワーゲンはこのほど、8代目を数える新型「ゴルフ」の高性能モデル「GTI」に、さらなるハイパフォーマンス版となる「ゴルフGTIクラブスポーツ」を設定したと発表した。

ゴルフGTIにクラブスポーツが設定されたのは2016年。ゴルフGTIが誕生から40周年を迎えたことを記念して先代型(7代目)ゴルフGTIをベースに誕生。2L直列4気筒ターボは265psを発揮し、ブースト機能によって一時的に290psを引き出した。さらに同年には、400台限定モデル「ゴルフGTIクラブスポーツS」が設定。2Lターボは310psを発生し、当時ドイツ・ニュルブルクリンク北コースで7分49秒21という量産FF車最速ラップタイムをマークしている。

このたび新型ゴルフGTIに設定されたクラブスポーツに搭載する2L直列4気筒ガソリンターボ(EA888 evo4)エンジンは、標準のゴルフGTIのスペックを55ps/30Nm上回る300ps/400Nmを発揮。トランスミッションは7速DCT(DSG)が標準だ。

標準のゴルフGTIにも減衰力可変ダンパーシステムの「DCC(アダプティブシャシーコントロール)」が採用されているが、クラブスポーツにはさらにフロントアクスルに電制ロッキングディファレンシャル「XDS」が備わり、それらが新しいビークルダイナミクスマネージャーによって緊密に連携。このビークルダイナミクスマネージャーには、ニュルブルクリンク北コースのプロファイルもプログラムに組み込まれるなど、レーシングトラックでのパフォーマンスが追求されている。

サーキットでのパフォーマンスを追求しているのは、ルックスでも表現されている。専用セッティングサスペンションにより10mmローダウンしたボディの外観は、開口面積をさらに拡大して下部がほとんど開いているように見えるハニカムメッシュデザインの専用フロントバンパーや、2ピース構成のルーフエンドスポイラーが特徴的。18インチの専用デザインアロイホイールやワイド化されたサイドシルも、クラブススポーツならではのディテールだ。

インテリアでは、手を触れる機会の多いサイド部分にパンチングレザーを組み合わせたスポーツステアリングホイールや専用デザインのスポーツシート、アルミニウムルックのペダルを採用。スポーティで高級感のあるコックピットが創出されている。

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