PHEVパワートレインによりアストンDBX707を圧倒!?
ランボルギーニのクロスオーバーSUV、『ウルス』改良新型の最新プロトタイプを、スクープサイト「Spyder7」のカメラがフルヌードで捉えた。
ウルスは、2018年に発売された同社初のクロスオーバーSUVだ(LM002は初のクロスカントリー)。登場以来16,000台を販売、地元サンターガタで最も成功したモデルと言われる。2021年も5,021台と好調だが、初代が登場から3年が経過、初の大幅改良でテコ入れを図と同時に、「ウルスEVO」と名付けられる可能性が高いことがわかっている。
厳冬のスカンジナビアで捉えたプロトタイプは、ほぼフルヌードのマットブラック仕様だ。フロントエンドは、より大きなグリル開口部や新設計のエアインテークを伴うバンパーが確認できるほか、ボンネットフードにはエアベントを装備するなど超攻撃的デザインとなりそうだ。
側面では、よりワイドなフェンダー、小さなエアベント、刷新されたサイドスカートが見てとれる。後部では、円形クワッドエキゾーストパイプを保持するが、ディフューザーは一新されている。因みにヘッドライトとテールライトは現行モデルと同じコンポーネントが装着されているが、最終的にはどちらもグラフィックスがリフレッシュされるだろう。
キャビン内は撮影出来なかっが、インフォテインメントシステムや、トリムにいくつかの調整が加えられる程度と思われる。
今回の大幅改良最大の目玉はその心臓部だ。現行型パワートレインは、4.0L V型8気筒ツインターボチャージャーエンジンを搭載、最高出力は650ps、最大トルク850Nmを発揮するが、EVOでは、同社電化計画の一環として、プラグインハイブリッドパワートレインを搭載していると噂されている。もしそれが事実なら、最高出力は820ps程度まで向上、先日公開されたばかりのアストンマーティン「DBX 707」を圧倒することになるだろう。
ウルスEVOのワールドプレミアは、2023年初頭と予想される。