「i4 M50」をベースに4つの電気モーターを搭載!
BMWは2021年8月、クワッドモータードライブトレインを搭載したMコンセプト プロトタイプを発表したが、スクープサイト「Spyder7」のカメラが初めて全角度から捉えた。
【画像13枚】BMWの最強EV「Mプロトタイプ」のスクープカットはコチラ
同ブランドでは現在、ほぼすべての自動車メーカーと同様に、幅広い電動化に向けて動いている。ポルシェ、メルセデス・ベンツ、アウディなどのライバルは、すでに強力な高性能EVを提供しているが、BMWにはまだ存在しておらず、 このモデルがそのすべてを変えるはずだ。
このMプロトタイプは、『i4 M50』をベースに開発されたフルエレクトリックMマシンだ。4つの電気モーターを積み、全輪駆動のセットアップと組み合わされることにより、Mバッジの付いた現在のラインアップよりはるかに強力になると予想される。現在「i4 M50」は最高出力536ps、「iX M60」は最高出力610psを発揮するが、BMWは「前例のないレベルのパフォーマンス」と語っていることから、これらの数値を大幅に超えてくる可能性もありそうだ。
キャリアカーで輸送中のプロトタイプは、フロントエンドとリアフェンダーの両方がワイド化されていることに気づく。またバンパー、グリル、ベント、ボンネット、サイドシルを含めて、M3/M4と共有、グリルはエンブレムを外したM4 CSLのものだ。後部では、リアアクスルの一部の機械部品がディフューザーの下に見えるが、テールはi4と酷似している。
今回は輸送中を捉えたが、プロトタイプがナンバープレートを付けていることから、今後数週間で公道テストが行われる可能性が高いだろう。