リアには巨大なウイングとスポイラーを装備!
ポルシェは現在、EVサルーン『タイカン』改良新型を開発中だが、その頂点に新たに導入されると見られる最強モデル、『タイカン ターボGT』最新プロトタイプをカメラが捉えた。
タイカンは2019年のフランクフルトモーターショーで初公開。その数か月後に発売されており、これが初の大幅改良となる。そして今回のフェイスリフトのタイミングで導入されるのがこの最強モデルだ。
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これまで多数のタイカン改良新型プロトタイプを捉えてきたが、このテスト車両では、巨大なリアウイングと際立つスポイラーを装備。フロントバンパーコーナーのブロック状の偽装の下には、カナードが隠されている可能性があるほか、ブレーキとバッテリーを冷却する追加のエアインテークが配置されると思われる。またターボスタイルのサイドスカート、高性能ブレーキシステムを備えた黒いホイールを装着、後者には大きなドリルドディスクと「PORSCHE」の文字が入った黒いキャリパーを備えている。
現在タイカンファミリーの最高級グレードは、「ターボS」だ。最高出力750psの電動パワートレインを搭載し、0-96km/h加速は2.6秒となっている。しかしこの「ターボGT」では、初のトリプルモーターを積み、噂によると最高出力は1,014psを発揮する全輪駆動システムが搭載されるという。これはテスラ「モデルS プラッド」の1,034psに肉薄する数値で、0-96km/h加速もプラッドの1.99秒に迫る可能性がありそうだ。
プロトタイプには、キャビン内にあったロールケージはなくなっていると思われ、おそらくデビューに近づいていることを示唆している。タイカンの最高峰となる新モデルのワールドプレミアは、最速で2023年内となるだろう。