直結5速の目印、サイドストライプも鮮やかに
国産旧車のキット化においては今や他の追随を許さないといった感もあるハセガワから、またも新製品アナウンスがなされた。1/24スケール・プラモデルとして、「ニッサン サニー クーペ(B110)後期型 GX5(1972)」が、2026年12月2日頃に発売予定ということである。キット化第一報には乗り遅れた弊サイトだが(笑)、今回は完成見本写真をメインにこのニュースをお伝えしよう。
【画像12枚】ハセガワの新たな到達点「ニッサン サニー クーペ(B110)後期型 GX5(1972)」を細部まで確認!
軽快かつ流麗なクーペの最上級モデル
日産の大衆車として長く親しまれたサニーは、まさに”大衆車元年”の1966年に登場した。当初は1Lエンジン搭載の2ドア・セダンのみだったサニーだが、4ドア・セダンやクーペ、バン、トラックなどバリエーションを増やしていき、1970年1月にはフルモデルチェンジを行って2代目へ移行している。
この2代目サニーは「隣のクルマが小さく見えます」のキャッチでお馴染みの通りボディサイズを拡大、エンジンも1.2Lへとアップ。ボディは先代とほぼ同じく2ドアと4ドアのセダン、2ドア・クーペ、バンをラインナップし、トラックの2代目へのスイッチは翌年1月のことであった。当初クーペは標準のクーペとGLの2グレード構成だったが、同年4月に豪華モデルのGXをセダンとともに追加。
1971年4月にL14エンジンを搭載した上級モデルのサニー・エクセレントが登場、次いで1972年1月にはシリーズ全体のマイナーチェンジが行われ、同年8月には”豪華高性能車”のGX5が、4ドア・セダンおよびクーペに追加されている。このGX5はサーボシンクロの直結型5速トランスミッション(5速のギア比が1対1)を搭載したもので、ボディサイドのアクセントストライプからイメージされる通りのスポーティな走りが好評を博したのである。
見事なボディから細部パーツに付属品まで、言うことなし
今回ハセガワがキット化するのは、この後期型サニー・クーペのGX5である。思えば、今に至るハセガワの快進撃は、10年ほど前に行われたサニー・トラックのキット化から始まったわけで、当時このキットからクーペへの改造を夢想しては、現実に引き戻されていた方も少なくないだろう。それが今や、そのような無理をせずとも見事なクーペが作れるというのだから、夢のようである。一部は部品を共用しているのかと思いきや、完全新金型というのだから恐れ入る。
ここでご覧いただいているのはすでに述べた通り試作品を塗装・組み立てした完成見本だが、まさに実車そのものと言えるプロポーションやディテールなど、その凄さがよくわかることだろう。特に、なだらかに下降するCピラーがウェストラインとぶつかって角度を変えるあたりの色気は鳥肌ものだ。サニー・トラックとは特に後半が異なるシャシー、親しみやすくも豪華でスポーティなインテリアなども注目したいポイントである。
ボディはホワイト成型となり、前後バンパーやライト鏡面、純正の12インチ・ホイール(カバー)などはメッキパーツ。オプションのリアスポイラーや窓の塗り分け用マスクシールも付属し、車高はノーマルとローダウンを作り分けられる。価格は3,630円(税込)、発売時期は2026年12月2日頃の予定だ。














