回転するシートとドアピラーのない構造が特徴
さまざまな噂が交錯しているアップルカーだが、ここにきて自社の力でEV開発を継続する可能性があることがわかった。
噂が先行する中、これまでスケッチやプロトタイプのテストは目撃されておらずそのデザインは不明だが、英国のカーリース会社「Vanarama」が予想CGで協力してくれた。レンダリングCGは、Appleにより提出された本物の特許に基づいており、さまざまな分野の既存のアップル製品と特許からインスピレーションを得ている。
例えば、完全に回転するシートとドアのピラーのない構造は、Appleがフルエレクトリックモデルに取り組んでいるときに考えたアイデアから来ていると言われる。またインテリアは、完全にカスタマイズ可能なインフォテインメントソフトウェアを操作する大画面が支配するダッシュボードを備えており、このレンダリングで最も印象的といっていいだろう。
AppleのSiriは、回転するスクリーンを備えたステアリグホイールに統合され、キャビンはコーチドアと大きなガラス面により非常に広々として快適に見える。
エクステリアは、ハッチバックとクロスオーバー、バンを融合させたデザインで、非常に角張った形状が見てとれるほか、フロントとリアには、それぞれスリムなLEDライトが装備されている。また多くのEVモデルが閉じたグリルを採用するのに対し、ガソリン車のようなグリルを持っていることも特徴的だ。
このCGには、実際のテストプロトタイプやコンセプトに基づいていないが、Appleが特許で示唆したアイデアが含まれており、市販型に反映される可能性があるかも知れない。