クラシックなデザインを取り入れる可能性も?
ホンダの2ドアスポーツカー、『NSX』後継モデルを大予想した。
初代NSXは、バブル景気絶頂期の1989年に発表され、1990年から2006年まで16年間販売された。初代が生産終了から10年、2016年には第2世代がミッドシップハイブリッドモデルスポーツカーとして登場。2021年11月16日、オハイオ州メリーズビルにあるホンダのパフォーマンス・マニュファクチャリング・センターで、最後のアキュラ「NSX タイプ S」がラインオフされ、6年間の歴史に幕を下ろした。
しかし、この伝説的スポーツカーが最後のモデルになると断言するには時期尚早だろう。ホンダは10月、NSXがいつか戻ってくる可能性があると言ってファンにかすかな希望を与えた。
イタリアのデザイナーUlises Morales氏が、インスタグラムに投稿したNSX次世代型の予想CGは、初代NSXのデザインを参考に制作、リアボディワークに配置される大型ウィングと、独特のミッドシップデザインを特徴としている。一方、デジタルミラー、フロントのスリムなLEDライトバー、リアウィングをなぞるようなLEDテールライトなど現代のモデルであることも示されている。
またグリルやエキゾーストパイプの欠如と、りんごの木箱2個が入っている巨大フランクなどから(2代目ではミッドシップでありながらフロントに2基のモーターを搭載)、エレクトリックモデルが想定されるが、ホンダがNSXが戻るとしたら、EVになると発言していたことからも理にかなっていると言っていいだろう。
果たしてNSX第3世代は登場するのか、実現するなら、このようなクラシックなデザインを取り入れるのか、2代目の進化系となるのか、大いに期待したい。