最高出力456馬力のプラグインハイブリッド
デトロイトショー・プレスデイの幕が明けた1月9日。アウディは朝8:00からプレスカンファレンスをスタート、いつもモーターショーでホットな話題を提供してくれるアウディだけに、今回も「Q8コンセプト」「SQ5」「A5/S5カブリオレ」の3モデルを世界初公開してきた。
まずは一番の話題作といっていいQ8コンセプトについてお知らせしよう。このクルマはSUVならではの広い室内とクーペのエモーショナルなスタイリングを巧みに融合した、いま続々と誕生しているクーペSUVに分類できるクルマ。ただし肝はアウディ自ら「フルサイズ」と称していること。フルサイズSUVとは北米マーケットで不動の人気を誇る、キャデラック・エスカレードやリンカーン・ナビゲーター、メルセデス・ベンツGLSなど、最大サイズのビッグSUVのことで、ボディは全長5mを優に超え、エンジンは5.0リッター級V型8気筒がスタンダード、というのがセオリー。そこにまだクーペSUVは存在しないのだが、アウディはいちはやくここにQ8を投入すると宣言してきたわけだ。
Q8コンセプトのパワートレインは「プラグインハイブリッド」とだけアナウンスされている。システム総合最高出力は456ps、最大トルクは700Nmを発生。このパワーはもちろんフルタイム4輪駆動システム「クワトロ」によって路面に伝えられる。
アウディはこの市販バージョンを2018年中に市場に導入すると発表している。Q8コンセプトを間近で観察した限りでは、ボディとドアやボンネットなど開口部との隙間、内装パーツのシボなどは極めて現実的、このままでも市販できそうなものだった。というわけでスタイリングはこれでほぼ確定と推測するが、果たして? 続報に期待しよう。