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モディファイの旨みを純正品の利便性で楽しむ選択「MAK/Euro design(ユーロデザイン)/LA STRADA(ラ ストラーダ)/Breyton(ブレイトン)」【ホイールカタログ2023-2024冬】

ホイール交換は、最も身近なモディファイ手段のひとつ。それだけに、装着時の手間は少ないほどユーザー側のメリットも大きい。阿部商会のラインナップは、まさにその点でも要注目だ。

MAK/イタリアンデザインを純正の利便性で堪能

MAKといえば、純正ホイールと変わらない使い勝手と信頼性を誇ることでも知られるイタリアンブランド。それを実現するべく採用されているのが、装着を前提とする車種ごとに専用設計とする手法だ。ディスクデザインが対象車種との優れたマッチングを発揮するのは当然として、ホイールボルト(ナット)やセンターキャップも純正品との共用が可能だ。また、ハブセントリックシステムを採用する欧州車でも通常のアフター品なら必須となるアダプターの装着を必要としない。さらに付け加えるなら、近年装着車が増えているタイヤ空気圧監視システムにも対応する。こうした部分は、まさに車種別の専用設計だからこそ得られる美点と言える。
今回の撮影車はディフェンダーで、装着モデルはハイランズ。ディスクカラーは市場の要望から今シーズン追加されたマットブラックだったが、独自性をアピールしつつも自然な佇まいはMAKならでは。また、近年のハイパワー化するSUVでは重いタイヤを受け止めるホイールに要求されるクオリティもシビアになっているが、前述のように純正品と同等以上の利便性を持つ点も強み。その意味では、より幅広いリプレースのニーズに対応する選択肢としても狙い目のモデルと言えるだろう。

■HIGHLANDS
オフローダーにもマッチするダブル5スポーク。ランドローバーの各モデルやジャガー、アウディ、ボルボにも対応。ディフェンダー用には新カラーのマットブラックも追加。サイズは7.0×17から21×9.0まで。税込み価格は57,200~133,650円。

 

■KENT
最新英国車のデザイントレンドを採り入れた、レンジローバー&レンジローバースポーツ専用モデル。サイズは20&21インチで税込み価格は122,650~151,800円。

■STOCKHOLM
片方をツイストさせたシャープなダブルスポークが特長的なボルボ専用。カラーはマットチタンとアイスブラックの2色でサイズは16~20インチ。税込み価格は46,750~140,250円。

■UNION
細身のダブルスポークと5角形のボックスを組み合わせたディスク面が個性的なアウディ専用品。サイズは17~20インチで税込み価格は62,700~129,250円。

■ARGENTO FF
メルセデス・ベンツ専用に開発されたダブル5スポークで、こちらもフローフォーミング製法を採用。サイズは17~19インチで税込み価格は67,100~99,000円。

■BAVIERA FF
フローフォーミング製法で軽量化も追求したBMW専用のマルチスポーク。17~19インチのワイドバリエーションも魅力。税込み価格は67,100~101,200円。

 

LA STRADA・Eurodesign/和製ブランドらしい対応力の高さも魅力に

ユーロデザインは、世界的な逸品と言われるクルマ用品を幅広く手がけてきた阿部商会のオリジナルブランドだ。名前の通り、メルセデス・ベンツやBMWに代表されるドイツ勢から、プジョーやフィアットといったラテン系までカバーできるデザイン性を実現。その一方、日本の車検制度や規格に適合する作りと車種別専用設計がもたらす純正品と同等の使い勝手、さらには幅広いサイズラインナップでセイムリム、インチアップの双方に対応することも強みとなっている。このサイズ設定については、ミニ用のスウィンドンにジョン・クーパー・ワークスに装着可能な17インチを用意するなど、和製ブランドらしいキメ細かい対応も魅力のひとつと言える。
一方、同じく阿部商会のオリジナルとなるラ・ストラーダのアヴェンチュラは、ジープやフォードといったアメリカンSUVをメインターゲットとするブランド。こちらもMAKやユーロデザインと同じく主力モデルに車種別専用設計を採用、個性的なディスクデザインながら、純正のボルト&ナットが流用可能でタイヤ空気圧監視システムにも対応する。輸入車用としてはリーズナブルな価格設定となるだけに、SUVをそれらしく使いたいユーザーにも狙い目の銘柄となるはずだ。

LA STRADA

■AVENTURA
アメリカン系モデルに加えBMW X1やミニにも対応サイズがあるSUV向け。カラーは4色で16~18インチを用意。税込み価格は37,400~59,400円。

 

Eurodesign

■Swindon
10スポークデザインのミニ用モデルでジョン・クーパー・ワークスにも対応。7.5の17&18インチを用意し税込み価格は58,300円と66,000円。

■Eiger
14インチから18インチに至るワイドバリエーションを誇るダブル5スポーク。カラーはガンメタリックのみ。税込み価格は30,800~59,950円。

■CALWER
製法にはフローフォーミングを採用するマルチスポークモデル。16~20インチに至るサイズも豊富。税込み価格は38,500~80,300円。

Breyton/デザイン性の高さも魅力のBMWスペシャリスト

クルマ好きなら、ブレイトンと聞いてイメージするのはBМWのトータルチューンだろう。創業者のエドムンド・ブレイトンは、AМGやACシュニッツァーなどのエアロパーツデザインや生産に携わるエンジニア会社を立ち上げた後に自身の名を冠したブランドを設立。既存のBМWスペシャリストとは異なるデザインテイストを武器に、独自の世界を作り上げた。
’06年以降は事業をBМW中心のホイールに集中させているが、その独自性は健在。スポーティな中にも上品さを感じさせる繊細な造形は、往年のBМW用エアロパーツを彷彿とさせる出来栄えで、スポーツ派からドレスアップ志向に至る幅広いニーズに対応する。
もちろん、その魅力はデザイン性だけにとどまらない。高品質なアルミを使用し、厳格な品質管理体制の元で生産。性能の追求にも余念はなく、鋳造モデルでは、軽量化に貢献するフローフォーミング製法を一部に採用。欧州ブランドでは珍しい鍛造モデルもラインナップしている。また、車種別専用設計により、アダプター不要のワンタッチ装着を筆頭とする純正品と同等の使い勝手を実現している点も魅力的。ひと味違うBМWの足元を演出したいというユーザーには、相変わらず有力な選択肢のひとつとなっている。

■Race GTX
フローフォーミング製法を採用した鋳造モデルで、ディスク面は深いコンケーブ形状が特長的。19×8.5から21×10.5の8モデル構成で税込み価格は107,800~132,000円。

■BR-1
BMWのXシリーズ用にデザインされた5本ダブルスポーク。20×9.0と21×9.5の2サイズでカラーはマットブラックのみ。税込み価格は122,100円と145,200円。

■Magic CW
軽量化をはじめとする性能面も追求したミニ用モデル。18×7.5から19×8.5の3サイズを用意しカラーはトータルで5色。税込み価格は67,100~79,200円。

問い合わせ先=阿部商会 ☎︎0800-100-4182 https://abeshokai.jp/

リポート=小野泰治 フォト=宮越孝政 ルボラン2023年12月号より転載
LE VOLANT web編集部

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