欧州車の祭典『ミラフィオーリ2026』で見つけた極小の相棒
2026年6月14日、愛・地球博記念公園で開催された欧州車の祭典『ミラフィオーリ2026』。250台が集結した会場で一際目を引いたのが、日本未導入の超小型EV「ルノー・トゥイージー」だ。狭い道での仕事をこなすためネットで購入し、航続距離の短さやマイナートラブルとも上手に付き合いながら、窓もない二輪感覚のマイクロカーを楽しむオーナーの“えいてん”さんを取材した。
【画像18枚】跳ね上げ式ドアに液晶メーターも! 二輪感覚の超小型EV「ルノー・トゥイージー」の細部を見る
航続距離より「細い道での機動力」。ネットオークションで手に入れた希少車
「無事に家まで帰ることを考えると航続距離がマックス60kmなので、自宅から往路20km、復路20kmの場所に会場があれば安心してイベントに参加できます。今のところ、ミラフィオーリしかないんですけどね」
笑顔でそのように話してくれた“えいてん”さん(59歳)の愛車は2018年式の小型EV、ルノー「トゥイージー(TWIZY)」で、3年前ぐらいに大手インターネットオークションで購入したのだという。
「仕事柄、狭いところに行くので小さなクルマを探していたらコレに行きつきました。並行輸入モノで、ネット内にあるショップがたくさん仕入れたらしく、週に一度のペースでEVマイクロカーのトゥイージーを出品していました。ということで、日本で何台か走っていると思います。トゥイージー自体はスペイン製で、韓国から輸入したようです」
愛車遍歴はすべて「小さなクルマ」。1年間の不動状態を救った“3000円”の奇跡
狭いところに行くお仕事って何ですかね? と思いつつ、プライベートの詳細を聞くことは自重し、これまでに愛用してきたクルマについて話してもらったら、全部、小さかった。
「以前、EVのスマートに乗っていました。現在も所有していますが、私ではなく息子が使っています。スマートのEVモデルの前はガソリンエンジン仕様のスマート・フォーツーでした」
お仕事の場所がよっぽど狭いんだな、と心の中でささやきながら、ふと、正規ルートでは日本未導入だった電動超小型近距離用シティコミューターが壊れたらどうするんだろうと思ってしまった。えいてんさんに聞いたら、このように話してくれた。
「走行に関する部分は基本的に壊れないので大丈夫なのですが、一度、電源がオンにならないことがあり、原因不明で1年ぐらい乗ることができませんでした。これはもう、その道のプロでなければ直せないと思い、得意なところに頼んだらフロントにある充電ポートカバーのスイッチが接触不良でエラーメッセージを出し、発進できなかっただけで、そこをチョチョっとイジってもらったら、わずか3000円で直りました」
維持費の安さも魅力のミニカー規格。トゥイージーが示す、次世代シティコミューターの理想形
筆者が後日インターネットで調べたらトゥイージーの最高速度は80km/hらしく、そんなに速いんだ! と驚いてしまった。駆動輪はリアで、6.1kWh仕様のリチウムイオンバッテリーがパワーインバーター経由でリアアクスルの直前に搭載された最高出力17psの交流非同期誘導モーターを動かしているのだという。
「バッテリーのサイズが小さいので、家庭用の100Vを使って3~4時間でフル充電になります。ミニカー登録なので、車検が不要で車庫証明も必要ありません」
ホンダがスーパーワンをリリースしたことで再び注目度がアップしている電気自動車だが、ルノー・トゥイージーぐらいのサイズで気軽に走れるEVマイクロカーがもっとあってもいいような気がする。今さらながら、各メーカーの度量に期待したいと思う。




















