国内試乗

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まるでAIのようなタイヤ。ミシュラン「プライマシー5エナジー」が新型プリウスにもたらす極上のプレミアム感

極上のツアラーへ変貌させるミシュランの最新作

ミシュランの最新作「プライマシー5エナジー」は、静粛性と快適性、優れた低燃費性能を高次元で両立する環境配慮型プレミアムタイヤだ。静寂と心地よさのその先へ。走りが進化した新型プリウスに装着し、都心と高速道路でその真価を試した。

【画像29枚】新型プリウスが極上のツアラーに! ミシュラン「プライマシー5エナジー」の実力

100%持続可能な未来へ。ミシュランの最新技術を結集

ミシュランの生業は「タイヤを売ること」だが、彼らが目指すのは「たくさん売る」ではなく、なるべく少ないタイヤで済むようなビジネスを考えている。その証拠に2050年までに100%持続可能なタイヤを製造することを公言済みだが、その実現に向けて製品は着実に進化。その最新作が「プライマシー5エナジー」だ。

主溝に細かい横溝を配したトレッド面はコンフォートタイヤらしい表情。深みのある黒とベルベットの手触りが足元を引き立てる。

このタイヤはミシュランのコンフォートプレミアムタイヤシリーズの中でも、環境配慮型のプライマシーの後継モデルに位置づけられる。その特徴はコンフォートプレミアムタイヤとしての「静粛性・快適性」と優れた「低燃費性能」を維持しながら、本来は低燃費性能と背反する「ウェット性能」、そして耐摩耗性と摩耗が進行しても劣化が少ない「性能維持力」を一段とレベルアップさせていることだ。

その実現のために、「エナジーパッシブ2.0コンパウンド」「スリムベルト」「マックスタッチ・コンストラクション」「ピアノアコースティックテクノロジー」「サイレントリブテクノロジー」といった、ミシュランの最新技術が惜しみなく投入されている。

「エナジーパッシブ2.0コンパウンド」や「スリムベルト」など、ミシュランタイヤの最新技術を惜しみなく投入。優れた低燃費性能を維持しつつ、背反するウェット性能や摩耗時の性能維持力を一段と向上させている。

新型プリウスの魅力を引き立てる上質なデザインと「転がりの良さ」

今回は走りも大きく進化した新型プリウスに履かせて、都心部の一般道・高速道路を走らせてみた。

試乗前にまずタイヤをチェックする。タイヤの“顔”となるトレッド面は4本の主溝に細かい横溝が配されたコンフォートタイヤらしい表情で、一見するとこれが低燃費タイヤだとは思えないほど。また、サイドウォールに採用された「フルリングプレミアムタッチ」による深みのある黒さとベルベットのような手触りは、新型プリウスのデザインをより引き立たせる。

今回試乗してくれたのは山本シンヤ氏。走り始めのひと転がり目から、クルマが抵抗感なくスッと動く転がりの良さはエコタイヤそのもの。動力性能が上がった最新のハイブリッド車でも、このタイヤなら確実にEV走行の頻度が増していることが実感できたとのことだ。

走り始めのひと転がり目からクルマが抵抗感なくスッと動く感じや、巡航走行時の転がりの良さはエコタイヤそのものだ。

圧倒的な静粛性と、スポーツタイヤを思わせる操舵感

静粛性・乗り心地はまさしくプレミアムコンフォートタイヤである。走行中に聞く「コーッ」、「ゴーッ」というロードノイズは確実に抑えられており、相対的にエンジン音が気になってしまうほど。一方の乗り心地も、路面からの入力のいなし方が実に柔らかい。「スッ」ではなく「スーッ」と僅かに心地よい“間”を持たせた吸収性は、まるでインチダウンして偏平率を落としたかのような優しさで、快適性もすこぶる高い。

そこからステアリングを切り込むと操舵時の応答性の良さ、よりスッキリしたステアフィールはスポーツタイヤのような表情を見せる。ダイレクト感が増した印象で、フロントからリアへの力の伝達の速さやギュッと路面を掴むグリップ感も相まって、ハンドリングの精度と正確さが増しているのだ。

ステアリングを切り込むと、操舵時の応答性の良さとスッキリしたステアフィールにより、スポーツタイヤのような表情を見せる。路面をギュッと掴むグリップ感も相まって、ハンドリングの精度と正確さが増している印象だ。

まるで「AI」。状況に合わせてシームレスに変化する特性

その結果、いつも通りの運転でもクルマがより滑らか、より素直に動いてくれるので、まるで運転が上手くなったかのような印象。それでいながらタイヤ自体が主張しすぎず、クルマの魅力を上手に引き上げる感じで、個人的には「これが本当の純正タイヤなのでは?」と思ってしまったほど新型プリウスとのマッチングは良い。

今回の試乗では自慢のウェット路面を試せなかったが、後日ウェット路面を試すと、上記の印象に加えてエコタイヤとは思えないネットリしたグリップも相まって、タイヤ自体のキャパシティの余裕を強く実感すると共に、より安心、より安定した走りを証明した。

総じて言うと、プライマシー5エナジーは走るシーンや状況に応じて特性がシームレスに変化するタイヤだと感じた。少しおおげさに表現するならば、「AIのようなタイヤ」である。

昨今、カーボンニュートラル時代に向けた対応からタイヤに対する要求はより厳しさを増す状況である。今回プライマシー5エナジーの「環境も、走りも、妥協しない」実力を体感し、ミシュランはそれに対する答えを見つけ始めているのだと、強く確信させられた。
【画像29枚】新型プリウスが極上のツアラーに! ミシュラン「プライマシー5エナジー」の実力
問い合わせ=日本ミシュランタイヤ ☎0276-25-4411 https://www.michelin.co.jp/

photo=篠原晃一/K.Shinohara、日本ミシュランタイヤ/Nihon Michelin Tire Co., Ltd.
山本シンヤ

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