この道、この旅。

【YANASE presents】「この道、この旅。」~北海道 エサヌカ線 編

美しい国を、愛しいクルマで

in Collaboration with ヤナセ

 

FILE.15 北海道 エサヌカ線

全国のヤナセから試乗車を借り、ドライブに出かける本企画。いよいよ夏の観光シーズン、満を持して北海道をドライブステージにセレクト。札幌から稚内までの約350kmを走り、最高の感動を手にできるロングドライブだ。夏の北海道を心ゆくまで楽しめる、今夏オススメのルートを紹介しよう。

▲道北エリアへのアプローチは様々あるが、道央自動車道→国道232号&北海道道106号(日本海オロロンライン)を北上するルートを採用。稚内からは、国道238号から北海道道1077号(稚内猿払線)でエサヌカ線へアプローチした。今回は宗谷丘陵に立ち寄り、宗谷丘陵のワインディングやシェルロードのドライブも楽しんだ。

美しい道は数あれど、この感動は北海道限定!

夏の北海道。そこには一生に一度は走ってみたい、感動と出会える道が数多く存在する。「もしひとつだけ選ぶなら?」と問わ れると、悩んでしまうところだが、今回ご提案するメインロードを推薦したい。宗谷地方の北部、猿払(さるふつ)村にひっそりと存在するエサヌカ線がそれだ。

▲宗谷丘陵の道は、稚内市清浜から猿払方面へ抜ける絶景ロード。「周氷河地形」の宗谷丘陵は北海道遺産にも認定されている。エゾシカやキタキツネが道路を横断するシーンに出会うことも少なくないが、早朝や深夜は特に出現率が高いので、スピードにはご注意を。

ヤナセ札幌西支店でメルセデス・ベンツGLCをお借りして稚内エリアまでのナビをセット。最短ルートで350km、走行時間は約6時間。数字だけ見れば面食らうかもしれないが、オホーツク海沿いのシーサイドラインで稚内まで北上するのは人気のコースであり、道央の美瑛や旭川を巡りながらのんびり旅するのも魅力的。旅のスタイルに合わせたルートアレンジも北海道ドライブの楽しみのひとつだ。

▲宗谷丘陵は様々な野生動物に出会える朝イチがオススメ。また今回の平均燃費は12km/Lとカタログ燃費とほぼ同値だった。

また、新千歳空港を起点とする旅行者なら、「ヤナセ プレミアムカー レンタル」を利用するのもオススメ。マイカーと同じ車 種や購入を検討していたモデルでのロングドライブなら、プレミアムなひと時を味わえるだろう。

今回は道央自動車道、国道232号を通り、日本海オロロンラインを北上するルートをセレクト。天塩町の「道の駅てしお」を過ぎ、日本海とサロベツ原野を南北に貫く北海道道106号に出た頃が最初のハイライトだ。

▲28基の風車が立ち並ぶオトンルイ風力発電所。目の前にはトイレを完備したパーキングもあるので小休憩に最適。

まず目に飛び込んでくるのは、3.1kmに渡り道路と並行に整列するオトンルイ風力発電所の風車群。広大な原野にそびえ立つ最大高99mの風車は、圧倒的なスケールの存在感。ここから少しの所に信号機があるが、これを過ぎたら27.3km先の254号との十字路までブレーキを踏むことなく、ノンストップで走ることができる。空が暁色に染まる夕刻なら、利尻島に沈む夕日が言わずもがな美しく、最高のドライブステージとなるだろう。

▲日本海オロロンラインは、広義では国道337号、国道5号、北海道道106号を含めた小樽市から稚内市までの道を指すが、オススメは106号!

国道238号で稚内市街を抜けたら、宗谷岬をぐるりとせず、ワインディングの北海道道1077号でショートカット。ステアリングをスッと切ると、GLCのボディは、切った分だけ右へ左へと気持ちよく頭を変えることに気づく。4MATICのパワーもさることながら、回頭性のよさもこのクルマの魅力なのだと、改めて気づかされた。

▲ホタテの貝殻が敷かれた白い道、「シェルロード」。徒歩専用の「フットパス」も整備されている。

いよいよ今回のメインロード、エサヌカ線に到着。クランク状の交差点を挟んで北側4km、南側8kmのロングストレートとご対 面だ。フロントウィンドーの先の先では、地平線と空が溶けてくっ付き、この道が永遠に続くのかと錯覚してしまう。

▲取材をした5月は草原に花が咲き始めた頃。夏になれば色とりどりの花々が目を楽しませてくれるだろう。

さあ、あとはもうその先を目指してアクセルを踏み込むだけ。

ほかの道では決して味わうことができない、感動のステージが、そこに待っている。

 

撮影:郡 大二郎
LE VOLANT web編集部

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