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往年のGPコースで「ジャガーXE」がラップレコードを樹立

“フランスのニュル”と呼ばれた場所で

9月25日、ジャガーは「XE300スポーツ」が、かつてグランプリサーキットとして使われていたフランス・クレルモン=フェラン近郊にあるシャレード・サーキットで、量産サルーンのラップタイム記録を樹立したと発表した。

シャレード・サーキットは、1965年、1969年、1970年、1972年にF1フランスGPが開催された場所。起伏の多い山の中のサーキットで、48のコーナーを持つ全長8.055kmのロングコースだ。現在はコースが変更され、全長3.975km(コーナー数18)となっている。

このコースをXE300スポーツは、4分09秒でラップ。量産型サルーンの最速記録を樹立した。平均速度は116km/hだった。

XE300スポーツは、300ps/400Nmを引き出す2リッター直列4気筒ターボ「インジニウム」ガソリンエンジンを搭載。8速ATが組み合わされ、0-100km/h加速を5.7秒でこなす実力の持ち主だ。

ステアリングを握ったレーシングドライバーのヴィンセント・レーダーマーカー選手は、次のようにコメントしている。
「私は昨年、XE SVプロジェクト8でニュルブルクリンクの量産車サルーン最速記録を樹立しました。XE300スポーツの敏捷性やダイナミックな操作性、そしてAWDによる優れたトラクション性能は、このタイムアタック走行でも際立っていました。コースのストレート部分はもっとも長くて600mほどしかないので、かつてレーサーたちがこの場所をブランスのニュルブルクリンクと呼んでいた理由がわかります」

一方、ジャガー・ランドローバーのチーフエンジニア、マイク・クロスのコメントはこうだ。
「ジャガーXEは軽量で剛性の高いアルミニウムを使用したアーキテクチャーと、洗練されたインテグラルリンク式のリヤサスペンションを備えていることもあり、クラス最高のドライバーズカーです。世界300台限定の特別モデルXE SVプロジェクト8がニュルブルクリンクで樹立した記録に続き、このXE300スポーツがここで記録を打ち立てました。これにより、この2台はひとつのDNAが息づいていることを示しています」

LE VOLANT web編集部

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