ホンモノの787が!
名古屋駅から電車で30分足らずで到着する中部国際空港「セントレア」は、国際空港であるのと同時に、愛知県を中心とした中部地区の物流拠点にもなっている。その「セントレア」内に2018年10月12日にオープンした屋内型商業施設が「FLIGHT OF DREAMS(フライト・オブ・ドリームズ)」だ。そのオープンに先立ち、同施設に協賛しているSUBARUが「SUBARU Web コミュニティ会員(#スバコミ)」100名とメディアを招待してくれたので、その様子を報告したい。なお、「#スバコミ」では約1000名の応募者があったとのこと。
セントレアが「FLIGHT OF DREAMS」をオープンできたのは、ボーイング社から寄贈されたボーイング787初号機の存在があるからこそ。ここ中部国際空港では、787の中央翼を半田工場で製造するSUBARUをはじめ、複合材主翼の製造を担う三菱重工業、前部胴体などを製造する川崎重工業の3社で製造された部位を、ボーイング747LCF(ドリームリフター)に積み込んでノースカロライナ州にあるボーイング社のチャールストン工場に運ばれている。そこからさらに、シアトル郊外にあるワシントン州エバレット工場に運ばれ、787が組み立てられているというわけだ。
こうした経緯から、セントレアの複合商業施設「FLIGHT OF DREAMS」には、787初号機をはじめ、787では世界初のフライトシミュレーターをはじめとした興味深いコンテンツを用意している。さらに、シアトルに由来するレストランやショップなど、日本初上陸のものも含めて数多く出展されていて、離発着の待ち時間を過ごすのはもちろん、「FLIGHT OF DREAMS」だけを楽しむために訪れる価値は十分にある。