ベースは「キャプチャー」と同じく「ルーテシア」
ルノーのコンパクトSUVというと、日本でも発売されている「キャプチャー」がお馴染み。このクルマ、一見するとベースの「ルーテシア」にSUV風のモディファイを施しただけのようにも見えるが実は歴とした専用ボディを採用していてユーティリティはルーテシアよりしっかりと“底上げ”されている。
そんな、キャプチャーの次期モデルらしきテスト車がカメラに捉えられた。そのスタイリングは、これまでに目撃された次期ルーテシアのプロトタイプに似ている。しかし、ジャッキアップされたボディのフロントマスクにはそれよりも大型のグリルを組み合わせ、より厚みのあるバンパーが確認。また、全高はボディ自体が厚みを増して高くなりベルトラインがキックアップ。さらにリアウインドーもハッチバックより面積が拡大されているようで、今回もベース車とは異なるボディが与えられるようだ。
プラットフォームには、コンパクトモデルに特化したルノー・ニッサン(+三菱)アライアンスによる「CFM」の最新バージョンを採用、軽量&高剛性化が図られる。パワーユニットは、既存の0.9リッターTCeエンジンを最高出力98psの新開発1リッターにスイッチ。さらにメルセデスと共同開発した1.3リッター直列4気筒ターボである「M282型」のルノー版(164ps)などの搭載も予想される。また、ルノーはパリ・モーターショーで価格競争力の高いピュアEVを発表したが、この新しいコンパクトSUVでもマイルドハイブリッドや「ニッサン・リーフ」の技術を投入したEV仕様が設定されるという噂もある。