ニューモデル

欧州の人気MPVが電動化 シトロエン Eベルランゴ・マルチスペースが正式デビュー

PSAグループは3月21日、「シトロエンEベルランゴ・マルチスペース」を本国で発表し、欧州では5月から発売される。

 

高い多用途性はそのまま

 

シトロエン・ベルランゴは、20年以上の歴史を持つ5人乗りのマルチパーパスビークル。日本には正規輸入されていないが、両側スライドドアを備えた実用性の高いハイトワゴンは、欧州ではルノー・カングーなどとともに確かな支持を得ている。

 

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今回発表されたのは車名から推測できるように電気自動車版。搭載する電気モーターの出力/トルクは66ps/200Nmで、このモーターに電力を供給するのは総電力量22.5kWhの容量を持つリチウムイオンバッテリー。1回の満充電で走れる距離は170kmだ。この航続距離は、大部分のヨーロッパ人が1日100kmドライブするという同社の調査をもとに設定したとのこと。

 

スピードリミッターやタイヤ空気圧モニター、ヒルスタートアシストなど、走りに関する装備はもちろん、Bluetooth接続が可能なMP3オーディオシステムといった装備も充実。手持ちのスマートフォンやタブレットと接続すれば、エアコンの遠隔操作が可能だという。

 

車両下部にリチウムイオンバッテリーを搭載するものの荷室容量は、後席使用時で675Lを確保。取り外し可能な後席のアレンジで、それは最大3000Lに広がり、高い多用途性が保たれている。都市部を中心に、ビジネスユースはもちろん、パーソナルでの使用にも応えるモデルとして注目を浴びそうだ。

 

 

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