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タミヤの最新RCカーモデル「M-07 CONCEPTシャーシキット」が登場! 組み立て編 その(4)

星のマークでおなじみの模型メーカー・株式会社タミヤは、1/10電動RC(ラジオコントロール)カーシリーズの人気カテゴリー「Mシャーシ」シリーズの最新モデル「M-07 CONCEPTシャーシキット」を2017年6月24日に発売する。これに先がけ、メディア関係者に対して行われる商品説明会&レース体験会にル・ボラン・ブースト編集部も参加するため、発売前の「M-07 CONCEPTシャーシキット」をタミヤからゲット! 「組み立て編 その(4)」となる今回は、シャーシ組み立てのラストとなる、ステアリングサーボやスピードコントローラー、受信機といったRCメカ類の搭載作業を進めていく。

 

プロポの動作を確認する

 

RCメカ類の組み付け前に、それらがきちんと動くかどうかをあらかじめチェック。

 

「ファインスペック2.4G電動RCドライブセット」のパッケージから、送信機、受信機、ステアリングサーボ、スピードコントローラーを取り出したら、まず送信機に単三電池4本(別売)をセット。次にステアリングサーボのコードを受信機の「1」、スピードコントローラーのコードを「2」のコネクターにそれぞれ差し込み、前もって充電しておいた走行用バッテリーをスピードコントローラーのコネクターに接続する。ステアリングサーボに付いているサーボホーンもこのとき取り外しておこう。

 

正しく接続できていることを確認したら、送信機のスイッチをオン! 続いてスピードコントローラーのスイッチをオンにして、送信機のハンドルを回してみよう。ハンドルの動きに合わせてステアリングサーボの出力軸が左右に動けばOK。このとき、送信機のスイッチ右横にある「トリム」つまみが中心位置になっていることと、「リバーススイッチ」が「N」(ノーマル)側になっているかも併せて確認しておく。電源を入れたままの状態で次の作業に移ろう。

 

サーボセイバーの取り付け

 

サーボセイバーとはクラッシュなどでステアリングに強い衝撃を受けた際、ステアリングサーボを保護するパーツ。M-07 CONCEPTには確実な動作と高い保護力を両立する「ハイトルクサーボセイバー」が標準で装備されている。

 

ここからの作業はパーツの袋詰「D」を使用。まずステアリングサーボに「サーボセイバー」を取り付けていく。Q1またはQ3部品(使用するサーボのメーカによって異なる。タミヤ製サーボの場合はQ1部品を使用)に、サーボセイバースプリング(小)×2、サーボセイバースプリング(大)を順番に組み付けたものをサーボの出力軸にセットし、さらにここに、5×5.5mmボールナットを取り付けたQ5部品、Q4部品を順に取り付け、2.6×10mmビスで固定する。サーボセイバーの取り付け部分であるQ1(またはQ3)部品とサーボの出力軸にはそれぞれ溝が入っていてかみ合うようになっているので、説明書の指示に最も近い位置になるよう取り付けの向きを調整しよう。サーボセイバーの取り付けが終わったら、スピードコントローラー、送信機の順番で電源を切り、走行用バッテリーも一旦取り外しておく。

 

ステアリングサーボをシャーシに仮止めする

 

サーボのコードを受信機から一旦取り外したら、写真のようにシャーシ底面にあるスリットにサーボのコードを通しておく。次にサーボ固定用のスペーサー(A6部品)をフロント側のみに置き、サーボコードの根元がじゃまにならないようやや斜めにしながらステアリングサーボをセット。先ほど置いたA6部品とともに3mmワッシャーを通した3×20mmビス2本で仮止めしておく。次に後ろ側の隙間からサーボの下にA6部品を取り付け、前側と同じように3mmワッシャーを通した3×20mmビス2本でこちらも仮止め。ここでサーボをきっちり固定してしまうと、次の作業であるスピードコントローラーの取り付け作業がやりづらくなるので、サーボが少し浮かせられる状態にしておく。

 

アンテナポスト(B10部品)、スイッチを固定するためのトレー(B6部品)、3×105mm両ネジシャフトと5mmアジャスターで作ったステアリングタイロッドもここで取り付けておこう。

 

スピードコントローラー&受信機の取り付け

 

受信機から取り外したスピードコントローラーのコードを、シャーシ底面のスリットをくぐらせて左側から右側へと通す。このとき、先ほど仮止め状態にしておいたステアリングサーボを少し持ち上げるようにするとコードを通しやすい。コード引っぱりながらスピードコントローラーをシャーシ左側のフラットな場所まで持っていったら、カットした両面テープでシャーシに固定してやる。

 

シャーシ右側へと通したスピードコントローラーとステアリングサーボのコードを、その先端にあるコネクターの位置が揃うように調整しながらキレイにまとめ、ナイロンバンドで束ねる。ナイロンバンドの余分な部分はニッパーでキレイにカットしておこう。

 

両面テープを使って受信機をシャーシ右側に固定したら、「1」のコネクターにステアリングサーボ、「2」のコネクターにスピードコントローラーのコードを差し込む。アンテナがある受信機の場合は、アンテナポストにアンテナコードを通しておくのも忘れずに。

 

スイッチのコードもじゃまにならないようナイロンバンドでキレイに束ね、スイッチ本体を先ほど取り付けたトレー(B6部品)に両面テープで固定する。続いてモーターコードのプラスとマイナスを間違えないように差し込んだら、こちらも走行時にタイヤなどに絡まらないよう、ナイロンバンドでまとめて固定しておく。最後は忘れずにステアリングサーボのネジをきっちり締め込んで固定すれば、RCメカの搭載作業は完了だ。

 

タイヤの取り付け

 

続いてはタイヤの取り付け。今回はタミヤから完成済みのタイヤが支給されたが、通常は別売りのMシャーシ用タイヤを別途購入し、キット付属のホイールに瞬間接着剤で貼り付ける必要がある。またタイヤの内部には「インナースポンジ」というスポンジを取り付けるのが一般的で、これも固さの異なるタイプが数種類が用意されており、実車の空気圧調整のように、その固さでグリップの微調整ができるようになっている。

 

仮止めに使っていた6mmスナップピンをホイールアクスルから取り外し、代わりに2×9.8mmシャフトを挿入。六角ホイールハブ(A5部品)の内側にある溝に2×9.8mmシャフトがはまるように取り付けたら、今度はそのハブがホイール内側の六角にはまるようにホイール(タイヤ)を取り付ける。2×9.8mmシャフト、六角ハブ、ホイールがきちんとはまっていることを確認したら、4mmフランジロックナットでしっかりとタイヤを固定する。これを前後それぞれ2本ずつ、合計4本分行う。

 

ウレタンバンパーの取り付け

 

クラッシュ時のダメージを軽減する大型のウレタンバンパーを「Mシャーシ」シリーズとしては初めて採用したM-07 CONCEPT。初心者にはうれしい装備だ。

 

取り付けは簡単。フロントバンパーにウレタンバンパーにセットしたら、バンパーサポート(B2部品)とともに3×8mm皿ビスで固定するだけだ。

 

走行用バッテリーの搭載

 

続いては走行用バッテリーをシャーシに固定するためのホルダーの取り付け。バッテリーポスト(A2部品)をシャーシ左右に取り付けたら、バッテリーホルダー(A4部品)を6mmスナップピンで取り付ける。走行用バッテリーの着脱は、この6mmスナップピンを取り外すだけで簡単にできるようになっている。

 

いよいよフィナーレ! シャーシ完成!

 

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最後に、走行中のボディの振動を抑えるボディマウントステー(A1、A3部品)とレースで使用する発信器を搭載するためのトランスポンダーホルダー(B8部品)を取り付ければ、シャーシの組み立て作業は完了だ!

 

走行前に動作をチェック!

 

シャーシの組み立てが終わったら、本格的走行の前に、車がキチンと動くかどうかをテストしておこう。

 

充電済みの走行用バッテリーをシャーシに搭載してコネクターを接続したら、送信機、車体(スピードコントローラー)の順番でスイッチをオン。写真のようにタイヤを浮かせた状態でアクセルトリガーを握り、タイヤが前進方向へ回転していることを確認する。また、ハンドル操作に対して、車のステアリングが左右正しく動くかどうかもチェック。何も操作をしていないのにタイヤが回転してしまったり、ハンドル操作とステアリングが逆に動く場合などは、送信機の「トリム」や「リバーススイッチ」を使って調整してやろう。

 

続いては実際に走らせてのチェック。とはいえいきなり全開走行は禁物。あくまでテスト走行なので広いスペースは必要ないが、RCカーを走らせても安全かどうか、周囲の確認だけは必ずしておこう。車や人の往来がある道路や、小さな子供がいる公園などでは思わぬ事故につながりかねないので、絶対に走行はNGだ。安全な場所が見つかったら、送信機、車体(スピードコントローラー)の順番でスイッチを入れ、ゆっくりと走らせてみよう。このとき送信機のステアリングを操作せずにRCカーがまっすぐ走るかをチェック! 左右どちらかに曲がってしまう場合は、ステアリングの「トリム」つまみを少しずつ動かして、少なくとも5メートル程度はまっすぐ走るように調整しておこう。

 

★シャーシは完成! 次回はボディの塗装作業を進めていきます!

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