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アルピーヌ【パリ・サロン2018】GT4マシンでサーキットに殴り込み

来季GT選手権に!

母体のルノーが自動運転や無人化に大きく舵を切る一方で、ドライバー自らが操るスポーツドライビングの価値観を押し広げて見せたのは、エンジニアや開発スタッフといった人材面でもルノー・スポールと共通項や交流の深いアルピーヌだった。

ALPINE A110 GT4(アルピーヌA110 GT4)

新生アルピーヌA110のカップカー仕様はすでに出ていたものの、今回のパリ・サロンでは新しい「A110 GT4」が注目を集めた。これはFIA GT4カテゴリーの純粋なホモロゲ―ション・モデルで、GT4レギュレーションで行われている世界中のGTレースにプライベートチームの参戦を推奨する仕様だ。

エンジンの出力は330~360psとされ、スプリントか耐久気味か、レースやサーキットの特性に応じてプログラム書き換えで対応する。組み合わされるのはシーケンシャルの6速シフトで、後輪にはLSDも備わり、18インチのスリックタイヤを装着していた。ABSはボッシュのモータースポーツ仕様で、ブレーキキャリパーもフロントが6ポッド、リアが4ポッドに増強されている。

フランスやヨーロッパのGT選手権ではすでにマニクールやスパ・フランコルシャンで、アストンマーチン・ヴァンテッジやアウディR8を向こうに回して好成績を収めている。なお、ヨーロッパでこのGT4マシンの整備メンテナンスを受けもつのは、WECでLMP2マシンを走らせているアルピーヌ・ワークスのシグナテック。車両価格は税抜16万ユーロ(約2000万円)とアナウンスされている。

フォト:望月浩彦 H.Mochizuki

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