特集

オフ性能と機能美を追求したジムニーの原点を楽しめる1台【ジムニー天国2020】

ジムニー+サムシングで、徹底的に楽しむ!

ジムニーを50年という永きにわたり扱い続けるアピオ。そんな老舗が新型ジムニー用パーツに与えたテーマは「原点回帰」。そんな哲学が詰まったデモカーを見てみよう

イエローボディは前後バンパーとグリル、サスペンション、タイヤ&ホイールを交換した比較的シンプルなカスタム。バンパーは前後ともに新発売となるタクティカルバンパーに換装。4WDらしい逞しさをシンプルに表現しつつ、アプローチ&デパーチャーアングルを向上させる機能性も与えられている。

純正ボディ同様にABS樹脂で製造されるタクティカルグリル。その高精度な作りはアピオの精神そのもの。

タクティカルグリルはJB23用のデザインを踏襲。ABS樹脂で製作されており、純正のピンを用いて装着することができる高精度さはアピオならではのこだわり。リアナンバーは移動キットでリアゲートへと移設。悪路での損傷を防ぐことができる。

新発表となったタクティカルバンパー。4WDらしいデザインはジムニーの存在感を引き立ててくれる。

サスペンションはJB64用に専用設計された40mmアップキットを装着。コイルとショック、ヘッドライトレベライザーステーの延長などがキットに含まれ、これらによって車高アップができ、純正とは比較にならないほどの高い操縦安定性が手に入る。それほどの車高はいらない、という方におススメしたいサスペンションだ。

リアもタクティカルバンパーに交換。丸形のランプ類がスクエアなボディにかわいらしさを与えてくれる。

静香御前マフラーはトルクの向上を体感できる。大径タイヤでもストレスなく走れるスペックとなっている。

また、ステアリングダンパーも新型ジムニー用に開発したものに交換。大径タイヤでもしっとりとしたハンドリングとなっている。ホイールはレトロなデザインをアルミ合金で製作したワイルドボアSRの16インチを採用。こちらもアピオのオリジナルデザインだ。

一方、ワイルドなスタイルとなっているのがサンドベージュのJB64。こちらにはJA時代からアピオの代名詞となっているしし狩りバンパーを装着。かつてのデザインを踏襲しつつも新型のボディラインに合わせて再設計。ジムニーのかっこよさをひときわ高めることができる。

猪にぶつかってもボディを守るようにと作られたしし狩りバンパー。アピオの代名詞となる定番パーツだ。

幅の広いアルミペダルはブーツでの操作性も高い。アルミフットレストも装備し操作性が向上している。

アピオの提案、次世代ジムニーに望まれる能力とは!?

アピオのクルマ作りコンセプトには少なからずヒネリがあって楽しい。ジムニー+サムシング!!「ジムニーを徹底して楽しむ」。この考え方はアピオ創業以来変わることがない。

用意されたジムニーには、40mmアップコイルをメインの6440サスペンションキットが組み込まれる。

基本は「良く走るジムニー」であることも変わりはない。その実現と実証のために海外のレースにも多数チャレンジしてきたことはご存知の通りだ。そして今、アピオはジムニーとともに暮らす楽しさを模索し、提案してくれている。そうした生活に密着し、ユメのあるジムニーとの暮らしの中にあっても、あらゆる路面でよく走るということはおろそかにはしていない。

フロントショックアブソーバーは14段調整。採用するスプリング、走行路面、ドライバーの好みに対応する。

まず山間のワインディングに乗り出してみた。いつものアピオのセットアップより、オンロードに向けたと思えるセッティングはハンドリングが楽しい。操舵の利きがよく、操舵と同時に適度なボディロールが起き、ドライバーの意思に沿ったコーナリングを展開する。舗装路面での乗り心地はやや硬めで、引き締まった感じが心地よい。

リアショックアブソーバーもフロント同様に14段調整式を採用。積載に合わせた調整が可能だ。

速度を増すに従って安定した感覚も増す。アイポイントがやや高めだが、スポーツカーに類する気持ちよさがある。このサスに対し、若干物足りなく感じるのはエンジン出力だ。マフラーの交換で排気音は気持ちよいが、出力の大幅増は感じられず、今後のエンジンチューンに期待を寄せたい。

純正仕様のステアリングダンパーに替えて、大径タイヤに対応するROADWINステアリングダンパー。

一方、オフロードの走行も試みた。硬く締まったダートを気持ちよく走っていく。もちろん路面のギャップは拾っているのだが、よくチューニングされたショックアブソーバーが路面からのショックを巧みにいなしている。

車高変化に合わせてスタビリンクはショートタイプに変更。細かな箇所だが自然なドライブフィールになる。

併せて太径タイヤに対応するステアリングダンパーの効果も見逃せない。ステアリングに伝わる路面反力を吸収し、オフロード走行のハンドリングに安定をもたらしている。

LEDヘッドライトに装備されるオートレベライザーはサス交換に合わせて専用のステーで延長されている。

SHOP’s VOICE

かつてのシンプルな箱バンスタイルに回帰した新型ジムニー。アピオでは、さらにシンプルにオフロード性能と機能美を探求し、ジムニーとは何かを見つめ直したパーツを開発・装着しました。

TUNER’s VOICE 井上 健さん

「見て」「乗って」「走って」楽しいジムニーを作っています。40㎜アップのコイル、14段調整のショックアブソーバー、大径タイヤに対応のステアリングダンパー。アピオならではの楽しいクルマに仕上げて行きます。

【装着パーツリスト】
★TIRE&WHEEL
ヨコハマ ジオランダー M/T G003 185/85R16(オープン)/アピオ WILDBOAR SR 16インチコットンホワイト(26,000円/本)

★SUSPENSION
アピオ 6420サスペンションキット(114,000円)/アピオ 6440サスペンションキット(210,000円)/アピオ ROADWIN ステアリングダンパー(27,000円)

★ENGINE & POWER TRAIN
アピオ 静香御前マフラー(50,000円)

★EXTERIOR
アピオ タクティカルフロントバンパー(塗装込み)(78,000円)/アピオ タクティカルリアバンパー&ランプユニット(塗装込み)(88,000円)
アピオ ABSタクティカルフロントグリル(39,000円)/アピオ ナンバー移動キット(21,000円)/アピオ ABSフューエルリッドカバー(6,000円)/アピオ ロトパックス マウントブラケット(7,800円)/ロトパックス ロトパックスウォータータンク1.75ガロン(9,200円)/アピオ LEDウインカー内蔵ブルーミラー(未定)/アピオ フューエルタンクガード(27,000円)/アピオ キャニスターガード(12,800円)/アピオ トランスファーガード(39,800円)/アピオ フロントアームスキッドガード(19,000円)/アピオ リアアームスキッドガード(22,000円)

★INTERIOR
アピオ アルミ54シフトノブ(9,800円)/アピオ アルミペダルセット(11,000円)/アピオ アルミフットレスト(11,500円)/アピオ ABSルームミラーカバー(4,800円)/フレックスドリーム ペンドルトン シートカバー(160,000円)

【問い合わせ】
アピオ 0467-78-1182 http://www.apio.jp/

テストドライバー:中田和夫 ジムニー天国2020より転載
LE VOLANT web編集部

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