LE VOLANT モデルカー俱楽部

ハイパーカー“聖三位一体”の一角、マクラーレン P1。メイクアップ製1/18モデルカーが放つ圧倒的オーラ【LE VOLANT モデルカー俱楽部】

メイクアップ製「アイドロン」1/18モデルカーの「マクラーレン P1 2013」。
メイクアップ製「アイドロン」1/18モデルカーの「マクラーレン P1 2013」。
メイクアップ製「アイドロン」1/18モデルカーの「マクラーレン P1 2013」。
メイクアップ製「アイドロン」1/18モデルカーの「マクラーレン P1 2013」。
メイクアップ製「アイドロン」1/18モデルカーの「マクラーレン P1 2013」。
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メイクアップ製「アイドロン」1/18モデルカーの「マクラーレン P1 2013」。
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メイクアップ製「アイドロン」1/18モデルカーの「マクラーレン P1 2013」。
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メイクアップ製「アイドロン」1/18モデルカーの「マクラーレン P1 2013」。
メイクアップ製「アイドロン」1/18モデルカーの「マクラーレン P1 2013」。
メイクアップ製「アイドロン」1/18モデルカーの「マクラーレン P1 2013」。
メイクアップ製「アイドロン」1/18モデルカーの「マクラーレン P1 2013」。
メイクアップ製「アイドロン」1/18モデルカーの「マクラーレン P1 2013」。
メイクアップ製「アイドロン」1/18モデルカーの「マクラーレン P1 2013」。

機能に従った形を精緻に再現

このコラムでは、1月に当サイトでご紹介した「ランボルギーニ カウンタック LPI 800-4 2022」のモデルカー(ミニチュアカー)に引き続き、日本を代表する精密モデルカー・マニファクチャラー、東京・青山の「メイクアップ」が手懸ける「アイドロン」1/18スケール・モデル新作をご覧に入れる。車種は「マクラーレン P1 2013」。撮影はいつも通り、モデルカー撮影の第一人者、写真家の服部佳洋氏にお願いした。

【画像23枚】プロポーション、ディテール、フィニッシュのモデルカー聖なる三位一体を細部まで見る!

実車の「マクラーレン P1 2013」について

現代の我が国で「マクラーレン」というメイクスに最もロマンを抱く世代はどの辺りだろうか。フェラーリやポルシェ同様、モータースポーツとの関わりが長きにわたって濃密なだけに、一般の知名度では測れない潜在的信奉者は意外なほど多いかも知れない。

そんなマクラーレンがハイパーカーの概念を根底から覆した「マクラーレン P1」というクルマ。その登場から早くも10年以上が経過したが、2013年に産声を上げたこの英国産モンスターが放つオーラは色褪せるどころか、むしろ年を追うごとに神格化されている印象すらある。

P1を語る上で避けて通れないのが、フェラーリ「ラ・フェラーリ」、ポルシェ「918スパイダー」と共に、ハイブリッド・ハイパーカーの「聖三位一体(ホーリー・トリニティ)」と呼ばれた事実だ。マクラーレンは、伝説の名車「F1」の精神的後継車として、当時持てる全てのテクノロジーをこの一台に凝縮した。

同車のエンジニアリング統括はダン・パリー=ウィリアムズ、エクステリア・デザインはフランク・ステファンソン。普段から本サイトをご覧の方々には釈迦に説法になるが、P1のベースとなったMP4-12Cは元より、新世代マクラーレンの開発において、「F1」の生みの親であるゴードン・マレーは一切関与していない(マレーは2005年にマクラーレン・カーズを離脱している)。

P1はマレーのイメージと訣別し、マクラーレン・オートモーティブが独自に究極的ハイパーカーを再定義した意欲作だったとも言えるだろう。

ライバルとの比較では、そのコンパクトさが際立つ。全長4588mmのP1は、全長4702mmのラ・フェラーリや全長4643mmの918スパイダーに比べ、驚くほど引き締まっている。さらに、ライバル2車が自然吸気の大排気量エンジンを選択したのに対し、P1は3.8L V8ツインターボを採用。このダウンサイジング・コンセプトが、圧倒的な軽量化と低重心化をもたらしている。

916PSのパワーは、1395kgの軽量ボディをわずか2.8秒で時速100kmへと弾き飛ばし、巨大な可変リアウイングは、時速257kmで600kgものダウンフォースを発生。地面に吸い付くようなコーナリング性能は、公道走行可能な市販車という枠組みを完全に超越している。さらには4WDではなく、後輪駆動(RWD)を貫いたストイックさ、そして世界限定375台という稀少性。

P1は、自動車の歴史が「内燃機関」から「電動化」へと舵を切った瞬間の、最も過激で純粋な結晶のひとつである。

アイドロン1/18のディテール

さてメイクアップ社「アイドロン」1/18スケール・モデル本製品の「マクラーレン P1 2013」を観察していこう。原型制作に当たっては、マクラーレン・オートモーティブより提供された実車の3Dデータを使用、ディフォルメを排しながらモデルカー表現としての最適解を追求するという厳しいせめぎ合いの結果、実車に極めて忠実な造形を生み出している。

実車は彫りの深いラインの奥まった部分にエアインテークが配置されるなど、一筋縄ではいかないスタイリングゆえ、模型のボディをシリコン型で鋳造する際には、パネル単位で別部品化するなど様々な工夫が凝らされたようである。この辺りは言わばコストダウンとは真逆の物づくりとなり、クラフトマンシップとビジネスのせめぎ合いとも言える部分と想像する。

メイクアップ製モデルカーの真骨頂である外装の仕上げについては、実車がカーボンコンポジット製モノコックをはじめ、空力デバイスの殆どがカーボン製なので、カーボンパターンのデカールの貼り込みを丹念に行い、その上からクリアコーティング塗装を施すことによって実車さながらの雰囲気を醸し出している。

実車のアピアランスでは、流麗なボディ本体と繋がるルーフを含む大きなウィンドウ部分が最大の見せ場ゆえ、少量生産モデルカーであるにもかかわらず、金型を投入して透明度の高いインジェクション成型パーツで表現。実車に忠実かつ美麗な三次曲面を現出させている。

今回撮影したモデルのボディカラーは「ボルケーノ・イエロー」。いにしえのマクラーレンのグランプリカーやCan-Amカーのキウィ・イエロー、はたまたパパイヤ・オレンジを彷彿とさせるこの色、このメイクスの精神的支柱として、「ブルース・マクラーレン」という男が生き続けている証左だ、と信じたくなるのは年寄りだけだろうか。なお、ボディカラーは、この色を含む6色が用意されている。メイクアップ製「アイドロン」モデルカーを入手ご希望の向きは、同社サイトをチェックなさるか、同社に直接お問い合わせ頂きたい。

【画像23枚】プロポーション、ディテール、フィニッシュのモデルカー聖なる三位一体を細部まで見る!

■メイクアップ公式サイト
■メイクアップの1/18 マクラーレン P1

写真:服部佳洋

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