仮想ライバルは「BMW 8シリーズ・クーペ」?
ポルシェが、スポーツラグジュアリー4ドアの「パナメーラ」に驚くべき派生モデルを計画していることが判明した。それは、「928」以来となるフロントエンジンの「2ドアクーペ」バージョンだ。
パナメーラといえば、ラグジュアリーサルーンの快適性と高いスポーツ性能も両立する存在として2009年に初代が登場。2016年にデビューした現行の2代目には、派生モデルのシューティングブレークである「スポーツツーリスモ」が設定。上級グレードとなる「ターボ」は、ニュルブルクリンクにおいて「911 GT3」を凌ぐラップタイムを記録したことでも注目を集めた。
今回入手に成功した予想CGは、最新の「911」からインスパイアされたフロントバンパーとエアインテークを装備。リヤは薄型テールライトやクワッドエキゾーストパイプを装着し、パナメーラでありつつもどこか往年の928を彷彿とさせるシルエットに仕上げられている。なお、現状で得ている情報だとシートレイアウトはパナメーラと異なる2+2となるようだ。
搭載するパワーユニットは、パナメーラと同じく2.9L V型6気筒ターボ、4L V型8気筒ツインターボをラインアップ。トップモデルには「ターボS E-ハイブリッド」から流用した4L V型8気筒+電気モーター搭載。その最高出力は680psに達するという。
この「BMW8シリーズ・クーペ」が仮想敵だというポルシェ久々のフロントエンジンクーペ、そのデビューは最速で2020年秋になるようだ。