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レクサス初のラグジュアリーヨット「LY650」が正式デビュー!

先進テクノロジーと職人技の作り込みでレクサスらしさを表現

レクサスは、ブランド初のラグジュアリーヨットとなる「LY650」を世界初披露した。LY650は、クルマだけに留まらず、驚きと感動の提供に挑戦し続けるレクサスからの新たな提案のひとつだという。このモデルは、2017年1月に発表された「レクサス・スポーツヨット・コンセプト」の構想を基に独自のデザインと優れた航走性能、快適な居住空間を実現している。

その内容だが、ラグジュアリーライフスタイルブランドを目指すレクサスが最新テクノロジーと匠の技を融合。あらゆる点に徹底的にこだわり抜いた作りとなっている。販売開始は2019年10月30日を予定している。

エクステリアは、丸みを帯びた船首や豊かなボリュームを強調した船尾に優美な曲線をもつ特徴的なデザインを採用。インテリアは、イタリアのヨットデザイン会社であるヌヴォラーリ・レナードとのコラボレーションにより先進的なデザインに加え細部まで作り込んだ居住空間に仕上げられた。

パフォーマンスにおいては、レクサスの追求する「すっきりと奥深い」航走性能を目指しCFRPとGFRPを組み合わせた軽量・高剛性な船体をマーキス・ヨット社と共同開発。安定した操縦性や優れた乗り心地を実現した。加えて先進のボートコネクティッド技術「LY-リンク」を搭載、さまざまな情報をタイムリーに共有・提供する。

生産はマーキス・ヨット社が担当。LY650生産にあたり、トヨタ生産方式を導入して効率化と品質向上に取り組んだ。なお、LY650はアメリカ・フロリダで10月30日~11月3日に開催されるフォート・ローダーデール国際ボートショウに出展される予定。

スタイリングは、「レクサス・スポーツヨット・コンセプト」の躍動感のあるフォルムや曲線美を継承。特徴的な丸みを帯びた船首部やクラス最大級のワイドビームを活かしたダイナミックな船体形状など、ひと目でレクサスとわかる独自の存在感と航走性能の高さを強調している。また、2トーンカラーをオプション設定し金属調の加飾を施すなど、レクサスヨットのアイコンとしている。

インテリアは、レクサスならではの上質さを追求。白を基調とした明るく開放感のある室内空間に、曲線主体の意匠と独創的な照明を組み合わせることで心地よい包まれ感を演出した。また、サロン内には前方に操船席とソファ、後方にギャレーを効率的に配置。サロン階下には、2m超のヘッドクリアランスを確保した3つのベッドルームを設置し、それぞれに専用シャワールームも完備する。

パワートレインは、ボルボ・ペンタIPSシステムを2基搭載。高出力と低燃費の両立に加え、優れた航走安定性と操縦性を実現している。さらに、軽量かつ高剛性な構造を追求し、高い航走性能と快適な乗り心地を実現している。また、ジョイスティック操舵、定点保持、オートフラップといった充実の操船サポート機能も搭載。船底とブリッジ上部にはCFRPを採用、軽量かつ高剛性な構造が追求されている。さらに主要な壁には防音性に優れたサンドイッチパネルを使用することで高い静粛性も追及されている。

  • LY-Link搭載の恩恵だが、スマートフォンを介して遠隔からエアコンやライト操作を可能とするほか、船の状態をモニタリングし異常が起きた際はメールで告知するなど、高い利便性を実現した。また、操舵席にはタッチ操作を可能としたインストルメントパネルを採用してスタイリッシュなデザインと優れた操作性を両立。快適性の面では、レクサスらしく「マークレビンソン・サラウンドサウンドシステム」を採用。コンサートホールのような臨場感ある音響空間を実現している。さらにシートの縫製、家具の仕上げ、金属加工・溶接や、船体の塗装前の研磨など、細部は熟練した職人のクラフトマンシップが存分に生かされているという。

LY650主要諸元

全長:19.94m
全幅:5.76m
エンジン:ボルボ・ペンタIPS1350/1200/1050
燃料タンク容量:4,012L
清水タンク容量:852L
客室数:3部屋(ベッド6名対応)

H.Tanaka

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