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日本でならこちらが便利? 「フォード・ブロンコ・スポーツ」は兄貴分とここが違う!

4ドアでもサイズは2ドアの「ブロンコ」並み! 岩場での安定走行を実現する「ロッククロール」モードを含む最大7つの走行モードを設定する「GOATモード」を採用

フォードは7月13日に6代目として復活を遂げた新型SUV「ブロンコ」を発表した。概要は本サイトでもご紹介済みなので、ご存知のことだろう。新型ブロンコではさらに、高い悪路走破性と日常での使い勝手を両立するコンパクトボディのバリエーションとして「ブロンコ・スポーツ」が設定されている。ブロンコ・スポーツもブロンコと同様、米国では予約注文受け付けが始まっており、今年後半からデリバリーがスタートする予定だ。

そのボディサイズは、全長172.7×全幅(サイドミラー込み)82.2×全高70.2~71.4インチ(4387×2087×1783~1814mm)でホイールベースは105.1インチ(2670mm)。この数値は”本家”ブロンコと比較すると、4ドアボディながら2ドアとほぼ同じ。4ドア・ブロンコ比では、特に全長とホイールベースが大幅に短くなる。搭載エンジンもベーシックが181hp/6000rpmと258Nm/3000rpmを発揮する1.5L直列3気筒ターボと、245hp/5500rpmと373Nm/3000rpmの2L直列4気筒ターボの2種。2.3L直4と2.7L V6を擁するブロンコより小排気量だ。なお、ブロンコ・スポーツのトランスミッションは両エンジンともに基本的に8速ATとなる。

ブロンコ・スポーツに搭載する4×4システムは、従来の機械式ロッキングディファレンシャルと同様に、オフロードでのパフォーマンスを向上させるロッキングディファレンシャル機能を備えた専用のツインクラッチリヤドライブユニットを採用。このシステムでは、実質的に後輪のどちらかの車輪にすべてのトルクを配分することが可能で、一般的なオフロード対応SUVとは一線を画している。サスペンションは起伏の激しい地形での走行にも対応したものだ。

ブロンコ・スポーツの卓越した悪路走破性は、フォードのトレイルテクノロジーによって補完。最大7つの走行モードを有する「GOATモード」を備えたテレインマネジメントシステムが採用され、標準仕様では「ノーマル」、「エコ」、「スポーツ」、「スリッパリー(滑りやすい路面用)」、「サンド(砂漠)」の5モードを設定。

245ps/373Nmを発揮する2.0L直列4気筒ターボ「EcoBoost」エンジンを搭載する導入初期仕様の「ファーストエディション」と、「バッドランズ」ではさらに「マッド/ラッツ」と「ロッククロール」の2モードが追加される。なお、「ファーストエディション」と「バッドランズ」には、高次元の走破性を実現すべく専用設計のフロントストラットサスペンションを搭載。直径46mmのモノチューブショックアブソーバーを組み合わせ、悪路でクラストップレベルの応答性や快適性を実現。最大渡河深度は23.6インチ(約600mm)に設定されている。

「ロッククロール」モードでは電動パワーステアリングシステムが独自に調整され、正確な制御を提供。岩の多い路面でのステアリングの乱れを低減してくれる。

独自の「トレイルコントロール」テクノロジーにより、オフロードでの扱いやすさは非常に高い。前進で最大20マイル(約32km/h)、後退で最大6マイル(約9.6km/h)までのクルーズコントロール状態が維持できるので、ドライバーはステアリングホイールとブレーキの操作に集中することが可能だ。

内外装にもブロンコ・スポーツ独自の装備・仕様が与えられている。最大129平方メートルを照射できるLED投光器がリヤゲートに備わるほか、シートバックや荷室側面にはカラビナなどを用いて各種ギアをぶら下げることができるMOLLEストラップ、ジッパーで収納できるシートバックポケット、リヤゲート部に備わる栓抜きなどが挙げられ、アウトドア・アクティビティでの利便性を高めている。後席シートバックを倒せば、27.5インチホイールのマウンテンバイクが収納でき、専用アクセサリーで固定も可能だ。

ブロンコ・スポーツではさらに、100を超えるアフターマーケットアクセサリーがディーラーで用意されており、用途に合わせて「バイク」、「スノー」、「ウォーター」、「キャンピング」の4つをテーマにしたライフスタイルアクセサリーも設定されている。

なお、ブロンコ・スポーツにも標準のブロンコと同様に、8インチタッチスクリーンを組み合わせる先進のインフォテイメントシステムや、各種の先進運転支援機能で構成する「Ford Co-Pilot360」を採用している。

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